WBCから各々が自チームに戻り、NPBが開幕した。期待よりも早い敗戦に、代表選手たちは今何を思うのか。内野の要として活躍を見せた源田壮亮が、世界との間に感じた違いとは。NumberWebに語った。〈全2回の1回目/つづきを読む〉
埼玉西武ライオンズの本拠地・ベルーナドーム内にあるインタビュールームに入室した源田壮亮は、これから始まる取材の意図を理解したようだった。
「そういうことですか」
誰が取材に来たかを見てどのようなインタビューであるかを察知してくれたようで、今回のWBCについて振り返ってほしいと伝えると「(今日は)深い話になりますね」とつぶやいた。
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源田にとって、2大会連続の出場となった今回のWBCはどんなものだったのか。
「結果的に勝てなかったんで、勝ちたかったというところですね。悔しさが残る……。そんな感じですね。悔しいです」
朴訥とした語りくちで大言壮語はしないタイプだが、やはり前回とは異なる結果に唇をかむ。昨季はキャリア最低の数字でシーズンを終え、代表入りは難しい選択だった。それでも、日本ラウンドでは8番ショートのレギュラーに入り大活躍。初戦の台湾戦での3安打4打点に始まって、打率5割の成績を残した。個人としては納得のいく数字だったはずである。それでも「悔しさ」は消えないと話す。表情以上に重い言葉のように感じた。
完全にちゃんと負けたって感じ
やはり準々決勝のベネズエラ戦は振り返らなければいけない。今大会の覇者にもなったベネズエラとの間にはどんな差を感じたのだろうか。
「完全にちゃんと負けたって感じですね。強かったです」
今大会から導入されたピッチクロックやピッチコムの影響はなかったとは言えないが、完全に力負けをした。ただ、それは3本塁打を浴びるなど豪快に打ち込まれた試合運びからイメージされる「パワー負け」だけでもない。源田はショートを守りながら、試合前のミーティングでも聞いていたベネズエラの強さを肌で感じたと話す。

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