WBCでベネズエラに敗れたのは、単にパワーの差だったのか。源田壮亮が、世界と戦うために必要だと感じたこととは。NumberWebに語った。〈全2回の2回目/はじめから読む〉

 源田壮亮の口から出てきた「ちゃんと負けた」の意味は大きい。世界とのこの差を埋めるためには、どんなことが日本の野球界に必要なのだろうか。

ピッチクロックやピッチコムはやった方がいい

「WBCで勝つためだったら、ピッチクロックやピッチコムはやった方がいいと思います。実際、時間が足りなくてサインが決まっていないのに投げるということが何度かあったんですよ。1カ月くらいで慣れることはできましたけど、いつもとは異なるものに動かされている感じはありました」

 WBCが終わってから議論になった「ピッチクロック/コム」の導入に関しては、源田も肯定的だ。試合に勝つ意味でも、円滑に試合を進める上でも「変な間延びがない」というのが選手たちにとって好意的に受け入れられるところかもしれない。

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 とはいえ、これだけが今回の敗因ではない。「僕にとっては特に問題なかった。打席に入るのも速い方だし、ルーティンもないし」。ピッチクロックの推進はよりいい戦いをする上で必要な対策ではあるものの、それだけでベネズエラなどの強国と渡り合える策にはならないだろう。

ピッチャーのレベルが高い中でも頭を使って戦えるか

「投手の平均球速が全然違うし、ピッチャーのレベルが上がる中で、ベネズエラはそれでも頭を使った野球をやってくるわけじゃないですか。あのレベルの球に対しても、そういうことができる。日本の選手は頭を使ってプレーすることは普段からやっていると思うんですけど、WBCでそれをやろうと思ったときに、ちょっと難しい。レベルを上げていかないといけないってことじゃないかなと思う」

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