現役時代は通算403本もの本塁打を放ち、史上3人目となるセ・パ両リーグ本塁打王に輝くなど長年プロ野球の第一線で活躍したスラッガー、元・中日ドラゴンズの山﨑武司さんが、3月15日(日)に、アルペンの旗艦店AlpenNAGOYA内の「ゴルフ5フラッグシップストア名古屋栄店」で行われたミズノ主催のスペシャルイベントにゲストで登場した。
『元中日ドラゴンズの山﨑武司さんが「ゴルフ5フラッグシップストア名古屋栄店」で行われたミズノのスペシャルイベントに登場』
イベント内では、トークショーやゴルフ5のフィッターによるミズノの新商品「JPX ONE」シリーズのドライバーフィッティングの実演など盛りだくさんの内容だったが、今回はトークショーの内容を中心にお届けする。
フリーアナウンサーの古澤百恵さんの司会でイベントはスタート。山﨑さんといえばもちろん元プロ野球選手で野球人という印象だが、実は無類のゴルフ好きだという。
山﨑さん 実は、「ゴルフ5フラッグシップストア名古屋栄店」にはしょっちゅう来ているんです(笑)。シラーっと来て、ちょっとフィッティングさせてもらって。フィッティングするとやはりラウンドに行きたくなりますよね。ここのお店には顔出しているんですよ(笑)
古澤さん そうなんですね。フィッティングもすでにされているということなんですね。
山﨑さん そうですね。やはり、野球選手ならバットも全部オーダーじゃないですか。自分のクセとか重さの感じ方とかいろいろなことがありますから、ゴルフクラブもフィッティングしますね。そういった部分を合わせていただくと2打、3打、もっと変わってくるかもしれませんね。
『まさかの常連だという山﨑さん』
そんな「ゴルフ5フラッグシップストア名古屋栄店」の常連だという山﨑さん。このお店の魅力について話してくれた。
山﨑さん なんといっても「品揃え」ですよね。各メーカーさんの道具がすべてそろっている。そして次に「フィッティング」をしてくれる部分ですね。この2点が強みなのではないかと思いますね。やはり、(実物を)見てから欲しいですから。ネットで見てあれが欲しい、これが欲しいってなりますけどやはり自分で手に取って、打ってみて、その感触で購入したいです。それをここではできるというのが良いですよね。
古澤さん クラブだけでなくて小物とかアパレルの品揃えも充実しているので、ワンダーランドのように一日中ここで過ごせるのではないかと思いますよね。
山﨑さん そうですね。欲しいものばかりで大変ですけど…(笑)
ここから話は山﨑さんの現役時代の話に。
古澤さん 山﨑さんといえば、現役時代「ミズノ」のバットでホームランを403本放ったという記録がございます。
山﨑さん もうね、ミズノさんには本当に若い時からお世話になっていて、ミズノのアドバイザーもやらせていただきました。私たちの時代はミズノのアドバイザーになるのが野球選手としての一つのステータスだったんですよ。私がミズノのアドバイザーになれたのは11年目のときだったんですけど、その時ミズノの担当者の方に「ホームラン王を取れたらアドバイザーにします」って言われたんです。その時まだそんなにホームランを打てていなかったので「ホームラン王なんて取れるわけないだろ」って思いました(笑)。そのぐらいのハードルだったんです。たまたま10年目でホームラン王を取れたので良かったですけど。
『プロ10年目に「ミズノ」のバットで1度目の本塁打王を獲得した』
そのまま話題は道具について移る。
古澤さん バットをずっとミズノで使い続けてきた長年の信頼があったと思うんですけど、その当時のバットの職人さんとはどんな話を進めてきたんでしょうか?
山﨑さん バットは木製なので、「生き物」なんですよ。木なので、重いのもあれば軽いのもあります。そういう中では、職人さんには重量が軽くて素材が良いものをお願いしていました。今は昔と違ってバットの木材が変わっていて、昔は「アオダモ」、今は「メープル」や「バーチ」といった海外製の木材であまりしならないんです。私の時はしなる木材だったので、打つ時にバットがしなるんですよ。海外製のバットは硬くてしならないからそのままヘッドがくっついてくるんです。私はバットがしなってからヘッドが出てくる、そのしなりが欲しくて。そういった部分をこだわっていました。ゴルフに関していえば、フィッティングをしてもらってクセに合わせてシャフトを軟らかくしてしならせるとかできますけど、野球の木製バットではそこまで繊細なことはできませんね。
古澤さん なるほど。体の大きさや山﨑さんならではの身体の動かし方とかもありますし、それに伴って職人さんとバットを作っていたんですね。
山﨑さん そうですね。本当に太さに関していえばミリ単位で削ってもらったりしていましたね。
古澤さん バット選びで一番こだわっていた部分はどこでしたか?
山﨑さん まずは「重さ」ですね。あとは年によって「長さ」も変えていましたね。その年でインコースの捌きがイマイチだなと思った時には、気持ち短くしてもらうとか、それはシーズンオフに職人さんと話をして春のキャンプに試してフィーリングが良ければシーズンで使ったり、悪ければもとの長さに戻したり、そんな作業をしていましたね。まあでも、段々年を取るにつれて短くなってきますね…。インコース捌きが若い時より上手ではなくなってくるので、バットを変えることはすごく勇気のいることですけど、チャレンジはしていました。
古澤さん だからこそ、ミズノのバットにこだわって使ってきたということなんですか?
山﨑さん そうですね。要望に応えてすぐにものを持ってきてくれるという強みはやはりミズノさんは強かったですね。ドラゴンズは養老工場が近かったのでそれもあると思いますけど。
古澤さん 道具を選ぶことについて、野球のバットとゴルフクラブで似ている点など大事にしている点はありますか?
山﨑さん 色んなものを使うというのが一番大事だと思うんです。野球のバットでいえば、よく若い選手にアドバイスするのが、「色んな先輩のバットを貰って使ってみろ」って言ってます。自分がこれは良いと思っていたものと違うものでフィーリングが合うものはたくさんあると思うので色んなものを試した方がいいと思うんです。だからゴルフクラブも全くその通りだと思います。色んなクラブを触ってみるのは大事だと思います。
『色々な道具を触ってフィーリングが合うものを探すことは野球とゴルフ共通して大事にすべきことだと話す山﨑さん』
ここから話の中心はゴルフに。
古澤さん 山﨑さんはゴルフが大好きということなんですけど、ゴルフを始めたきっかけはなんだったんですか?
山﨑さん 僕らはプロに入った時にシーズンオフになったら選手会のゴルフコンペがあるんです。それに嫌でも必ず強制的に全員やらされるんです。今はそんなことないんですけど。当時は強制でやらされるんで18歳の時にゴルフをやらされました。実は僕、現役中は12月までゴルフをやって1月からはゴルフをやめていたんです。
古澤さん それはなんでですか?
山﨑さん 僕、意外と真面目な部分があって、シーズン入る前にゴルフクラブ握っていたら野球の神様に𠮟られるかなとか、感覚が変わってくるかなというのがあったので、1月から全くゴルフをしていなかったです。あまりゲン担ぎするタイプではないんですけど、ここだけゲン担ぎのようにしていましたね。現役終わってからはよくするようになりました。私たちプロ野球選手は、現役を引退するとみんなゴルフが上手になるんですよ。僕らの年代だと川上憲伸とか、福留孝介、谷繁、和田、みんなシングルですから。下手くそなのは、岩瀬と僕くらいですよ(笑)
古澤さん 野球選手といえばゴルフというイメージはすごくありますね。バットの振り方とゴルフクラブの振り方って違いはどうですか?
山﨑さん 似てるっていえば似てるんですけど…。プロ野球のOBの人たちとゴルフをしていると、みんな打ち方はバッティングの時と一緒だなと思いますよね。
古澤さん なるほど。ちなみに山﨑さんの今の飛距離はどのくらいですか?
山﨑さん 年々落ちますけど、現役時代は夏場なら300ヤードは楽に打っていましたね。今はもう全然ダメですね(笑)。夏でよく飛んで280ヤード、今のこの時期だと250~260ヤードくらいですかね。現役引退してすぐの時とかは、石川遼君とかと一緒に番組出たりしましたけど負けなかったですね。遼君とか、同級生の深堀君とかに飛距離で負けていなかったんですけど、私は今年で58歳になるんですけど、年々飛距離は落ちてきましたね。
古澤さん そんな歴然とわかるんですか?
山﨑さん 激落ちです(笑)。自分の頭のイメージはまだ現役中のイメージなので、ビュッと振れるんですけど、イメージに追いついてこなくて。僕は45歳まで現役をやらせていただいたんですけど、打つ時にインパクトで力を入れるんですけど、どこに一番力を入れるかというと、腹筋と体幹なんです。それがダメになってくると、一番力を入れるタイミングで逆に抜けてしまうんです。この症状が出たときに現役を退きましたね。44歳の前半までは出来ていたんですけど…。
『打撃ではインパクト時に腹筋に力を入れていたが、入らなくなったため現役を退いたという』
古澤さん なるほど。今はゴルフであったり、野球を教えられたりしていると思うんですけど、そのためにトレーニングとかはされていますか?
山﨑さん まったくしていません。僕は現役時代もウエイトトレーニングしたことないんですよ。1回もしたことない(笑)
古澤さん じゃあストレッチとか?
山﨑さん ストレッチも全く(笑)。僕はボディケアとかも一切したことない(笑)。試合終わったらお風呂に入って一目散に家に帰りたいので。球場に来るときも誰よりも遅く入ってました(笑)。いかに球場に短くいるかを考えていました(笑)。
古澤さん 野球で金字塔を打ち立てているので、すごく努力されているのかと思いきや…。
山﨑さん あまりこんなことを言うと怒られるんですけど、感覚・感性でやってしまうタイプなので、偉そうなことを言うと、ゴルフでもそうなんですよ。ゴルフは、良い時は70台もでるし、悪い時には100は打たないですけど90台は出るんですよ。ちょっと格好付けたことを言うと、僕がゴルフ毎日練習したら70台は出るに決まってるんですよ。でもそれではダメだと。練習せずに70台を出すっていうのは僕の持論なんです。感覚・感性でどこまで行けるか。プロじゃないですし、楽しめれば良いから練習せずに70台を安定して出せればいいなと思ってやっていますけど、ムラがすごいです(笑)。でもアマチュアは、鍛えてやるとかはなかなか仕事などもあってできないので、クラブの力をお借りするというのは間違いないですよね。
そんなクラブの話でいうと、今回山﨑さんがアンバサダーを務めるミズノからは新たに「JPX ONE」シリーズというクラブが登場した。「JPX ONE」は、軟式野球用のバット「ビヨンドマックス」の技術が応用されたドライバーだ。
山﨑さん 「ビヨンドマックス」は死ぬほど使っています(笑)。僕らが打つ時、他のバットと比べると10m以上飛距離が違うと思います。めちゃくちゃ飛びます(笑)。
古澤さん これが適用された「JPX ONE」というのは期待が持てるし楽しみですよね。
山﨑さん ここ来る前に色々YouTubeを見ましたよ。プロ野球の仲間である内川聖一が「JPX ONE」で300ヤード以上飛ばしていました。彼はそんなにホームランバッターではなかったんですけどね(笑)。
来る前から、「JPX ONE」に興味津々の様子であった山﨑さん。
ここから、「JPX ONE」フィッティングが始まった。フィッティングでは3球打つだけで自分に合ったクラブがわかる、ミズノの「セットオプティマイザー」というフィッティングツールを使用。ドライバー、アイアン、ウェッジとそれぞれのシャフトの動きやスイングの軌道を計測する高性能スイング測定器だ。
『シャフトに装着された青い器具がミズノの「セットオプティマイザー」だ』
『「セットオプティマイザー」が装着されたクラブを3球打つことで最適なクラブを測定できる』
まずセットオプティマイザーが装着されたクラブで3球ショットを打ち、その後導き出された推奨ヘッドが「JPX ONE セレクト」という「JPX ONE」シリーズのドライバーでは少し小ぶりに見えるヘッドが推奨された。その後、推奨クラブで打つと最終的に271ヤードのビッグドライブを放った。飛びの3要素といわれる、ボール初速、打ち出し角、バックスピン量がどれも適正数値に近づく結果となった。山﨑さんも「JPX ONE セレクト」に大変満足な様子でトークに戻る。
山﨑さん やはり普段のクラブと比べて打感が少し軟らかくてすごく良いです。やはり飛ぶというのは我々にとってはとても魅力的なので、買わなあかんですね(笑)
古澤さん いかにクラブによって違いが出るかというのがわかったかと思いますが、山﨑さんいかがでしたか?
山﨑さん 打感も違うし飛びも数字で明らかだったので、「JPX ONE」使ってみたいなと思いました。
古澤さん これなら朝イチのティーショットで上手く決まること間違いないですね。
山﨑さん それは腕次第ですね(笑)
『推奨クラブは「JPX ONE セレクト」。271ヤードのショットを放ちお客さまからも拍手が起こった』
トークショーは終わりを迎え最後に山﨑さんの一言で締めた。
山﨑さん 本日はどうもありがとうございました。春になるに連れてどんどん暖かくなるとまたゴルフシーズンになりますし、本当にゴルフは楽しいし健康にも良いですから。私はつい1年前まではカートに乗っていましたが、15キロダイエットして最近はずーっと走っていけるようになりました。やはりお天道様の前でスポーツすることはとても気持ちが良いことなので皆さんもゴルフを楽しんでください。もう一つやはり野球も、残念ながら侍ジャパンはWBCで負けてしまいましたけど、野球も観に行ってぜひ応援していただきたいなと思います。本日はありがとうございました。
今回、山﨑さんが体験したミズノの「セットオプティマイザー」そして「ビヨンドマックス」の技術が応用されたゴルフクラブ「JPX ONE」シリーズは全国のゴルフ5で試打が可能。気になった方はぜひお近くの店舗に足を運んでいただきたい。

山﨑武司プロフィール
1986年ドラフト2位で中日ドラゴンズに指名され1987年に入団。1996年には初の本塁打王を獲得。その後オリックス・ブルーウェーブへの移籍を経て、楽天ゴールデンイーグルスに移籍。創設時には中心打者として活躍し、2007年には2度目の本塁打王を獲得。史上3人目の両リーグ本塁打王達成を樹立した。通算本塁打数は403本。豪快な打撃と明るい性格からついた愛称は「ジャイアン」。
<LIVE配信アーカイブはこちら>
https://youtube.com/live/VqhTgjq3wlE?feature=share
【文章・写真】アルペングループマガジン編集部

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