試合レポート
2026年3月15日
![]()
日本時間3月15日、『2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™』の準々決勝で侍ジャパンはベネズエラと対戦。メジャーリーガーを多く擁し「勝てば2028年のロサンゼルスオリンピックの出場が決まる」と気迫あふれるベネズエラの前に投打で押されて5対8で敗戦。連覇はならなかった。
両チームへの割れんばかりの声援が送られる中で始まった試合は、1番打者を務める両雄のド派手な一発から始まった。
1回表、ベネズエラは山本由伸(ドジャース)からロナルド・アクーニャ・ジュニアが甘く入ったストレートを振り抜いて右中間スタンドに叩き込む。だが、その裏には大谷翔平がレンジャー・スアレスから低めのカーブをすくい上げて右中間スタンドへ。すかさず同点に追いついた。
その後も四球で出塁した鈴木誠也(カブス)が二盗を仕掛けるが、ベネズエラ側のチャレンジ(ビデオ判定)の結果、アウトに。また、この時に右膝を痛め無念の負傷交代となった。
2回表に山本が連続長打を浴びて勝ち越しを許し、その裏も無得点。そんな嫌な流れを変えたのが、この日近藤健介(ソフトバンク)に代わり2番・右翼手に起用された佐藤輝明(阪神)と、鈴木の負傷により2回表から中堅手の守備に就いていた森下翔太(阪神)だ。
佐藤は大谷が敬遠された直後の打席で、鋭い当たりをライト線に運んで同点タイムリー。なおも続くチャンスで森下は真ん中低めのチェンジアップを上手く拾いあげると、打球はレフトスタンドへ。普段は冷静な井端弘和監督がベンチを飛び出してガッツポーズをするほどの劇的な一発で3点を勝ち越した。
しかし5回、「イニング途中に代えるのは次の投手に負担がかかるかなと思っていたので60球をメドにプランを立てていました」と山本から隅田知一郎(西武)に交代。だが、マイケル・ガルシアに2ランを浴びると、6回には伊藤大海(日本ハム)がウィルヤー・アブレイユに3ランを浴びてしまい、5対7と逆転を許した。
反撃したい打線だったが、ベネズエラの2番手投手以降から得点を奪えずにいると、種市篤暉(ロッテ)が内野手との連係が合わずに二塁へ牽制悪送球をしてしまい、ダメ押しの8点目を献上した。
8回裏には2死ながら一、二塁のチャンスを作るが、牧秀悟(DeNA)がオリックスに所属するアンドレス・マチャドの159キロのツーシームをとらえきることができずショートゴロ。無得点に終わった。
9回もカブスで昨年54試合に登板したダニエル・パレンシアの前に連続三振を奪われると、最後は大谷がショートフライに倒れ試合終了。
連覇と4回目の優勝が絶たれ、呆然とする選手たちだったが、最後は1列になってファンへ一礼し、グラウンドを去った。
試合後、井端監督は悔しさを押し殺し記者会見に出席。「ストレートに強い打者が多く、ほとんどの投手が弾き返されてしまいました」とベネズエラの強さを認めた上で、「自信を持って送り出した投手たち。結果は伴わなかったですが、よくやってくれました」と労った。
また、選手全員に対しても「短期間でのチーム作りは難しいものですが、来た選手たちがチームのために何ができるかと行動してくれたので作りやすかったです。今まで呼んだ選手、今大会来られなかった選手に対しても感謝の気持ちでいっぱいです」と率直な思いを語った。
惜しくも敗れた侍ジャパン。雪辱の舞台は2028年のロサンゼルスオリンピック(予選は来年のプレミア12など)や次回のWBCとなるが、まずは今回の悔しさを糧に選手たちはレギュラーシーズンへの準備に向かう。
選手コメント
鈴木誠也(カブス)
「最後の最後にこうなってしまい申し訳ないです。(若い選手たちについて)メジャーリーガーと対戦して肌で感じたものが皆さんあると思うので、レベルアップしていければと思います。(ロサンゼルスオリンピックに向けて)まだ先のことなのでなんとも言えないですが、もし行けるのであれば行きたいですし、しっかり活躍できるように頑張りたいです」
隅田知一郎(西武)
「準備は最善を尽くすことができました。力負けでした。低めに対して強いスイングをしてこなかったので低めに集めることができました。フェアゾーンに打つのに精一杯な打者もいました。ですが、あの失投がすべてですね。実力不足です」
菊池雄星(エンゼルス)
「悔しいですし、あっという間に終わってしまいました。アメリカに来てからが勝負だと思っていましたが、僕も1イニング、チームも1試合で終わってしまいました。不完全燃焼というのが正直なところです。合流してから調子が上がらず采配面ですごく使いにくい状況を作ってしまい申し訳なかったです」
2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™
特設サイト
出場選手
試合日程
2026 ワールドベースボールクラシック™ 東京プール presented by ディップ 強化試合
2026年3月2日(月)19:00 オリックス・バファローズ 4 – 3 日本
2026年3月3日(火)19:00 阪神タイガース 4 – 5 日本
2026 ワールドベースボールクラシック™ 東京プール presented by ディップ 1次ラウンド
2026年3月6日(金)19:00 チャイニーズ・タイペイ 0 – 13 日本
2026年3月7日(土)19:00 日本 8 – 6 韓国
2026年3月8日(日)19:00 日本 4 – 3 オーストラリア
2026年3月10日(火)19:00 日本 9 – 0 チェコ
準々決勝
2026年3月15日(日)10:00 日本 5 – 8 ベネズエラ
開催球場
ヒラム・ビソーン・スタジアム、ダイキン・パーク、東京ドーム、ローンデポ・パーク
強化試合:京セラドーム大阪、ひなたサンマリンスタジアム宮崎、SOKKENスタジアム
出場チーム
プールA
プエルトリコ、キューバ、カナダ、パナマ、コロンビア
プールB
アメリカ、メキシコ、イタリア、イギリス、ブラジル
プールC
日本、オーストラリア、韓国、チェコ、チャイニーズ・タイペイ
プールD
ベネズエラ、ドミニカ共和国、オランダ、イスラエル、ニカラグア
ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026 名古屋
特設サイト
大会概要
出場選手
チケット
試合日程
2026年2月27日(金)19:00 侍ジャパン 5 – 3 中日ドラゴンズ
2026年2月28日(土)19:00 中日ドラゴンズ 3 – 7 侍ジャパン
開催球場
バンテリンドーム ナゴヤ
出場チーム
侍ジャパン、中日ドラゴンズ
ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026 宮崎
特設サイト
大会概要
出場選手
チケット
試合日程
2026年2月22日(日)13:00 侍ジャパン 13 – 3 福岡ソフトバンクホークス
2026年2月23日(月)14:00 福岡ソフトバンクホークス 4 – 0 侍ジャパン
開催球場
ひなたサンマリンスタジアム宮崎
出場チーム
侍ジャパン、福岡ソフトバンクホークス

NPBHUB.COM | The Fanbase of Nippon Baseball & Nippon Professional Baseball