今季、DeNAのキャプテンに任命された筒香嘉智。34歳のベテランは若返っていくチームに何を感じ、どう変えていこうとしているのかーー。沖縄・宜野湾キャンプで本人が意気込みを語った。<NumberWebインタビュー全2回の前編/後編へ>
6年ぶりのキャプテン復帰
日本球界復帰3年目を迎えるDeNAの筒香嘉智内野手を沖縄・宜野湾キャンプに訪ねた。復帰2年目の2025年シーズンは、2度のファーム落ちを経験したが、8月に一軍復帰すると本塁打を量産してチームの巻き返しに貢献。9月には宮﨑敏郎内野手の離脱で三塁手として先発し、好守を連発すると共に試合中の投手への声かけなどリーダーとしてチームを引っ張った。
そんな姿に注目をしたのが昨秋に就任した相川亮二新監督だったのである。
筒香の携帯電話が鳴ったのは、昨年12月半ばのことだった。液晶画面に映った名前はこの秋に就任したばかりの相川監督の名前だった。
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「監督から直接電話をいただき、キャプテンをやってくれというお話でした」
筒香は振り返る。
「自分がベイスターズに戻ってきてから今までのチームでの姿や、昨年の内野を守っているときの試合中の立ち振る舞いを見て、必ずベイスターズに必要なところだからと言っていただきました」
筒香は2015年から渡米前年までの5年間、すでにDeNAでキャプテンを務めていた。そしてアメリカ球界へと旅立った後は佐野恵太外野手がキャプテンを引き継ぎ、2024年からは牧秀悟内野手がキャプテンマークを胸にグラウンドに立ってきた。
若返っていくチームの中で34歳の自分が再びキャプテンに指名されたのである。驚きはあった。ただ、迷いはなかった。
「今年は監督が代わったタイミングなので、この年に変わらないと、また数年、ずっとベイスターズはこのままでいくなっていうイメージはあった。だから変えるなら今年だと。そうしないとこれから数年、またベイスターズは一緒かなという思いがあったんです。だからその場で『やらせてもらいます』と返事をさせていただきました」
筒香の問題意識「変えていかないと…」
自分が伝えられるものをしっかり伝えて、チームを変えていきたい。そんな思いがキャプテン復帰への決断を後押ししたのだった。
問題意識は明確だった。

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