小園はルーキーイヤーのオフから涌井の自主トレに“弟子入り”

 DeNAの「18」を背負う小園健太投手はプロ5年目を迎えた。昨年プロ初勝利こそマークしたが、2021年ドラフト1位という期待の大きさからすると、物足りないだろう。ルーキーイヤーのオフから“弟子入り”している中日の涌井秀章投手が、殻を破るために必要な“金言”を送った。

「内角にデッドボールを当てるぐらいのピッチング。こっち(内角)の怖さがないから、みんなどんどん踏み込んでくるのかな。だからそれじゃないかな。こっち側にちょっと投げられるようにできれば、また幅が広がると思う」

 そのためには、技術はもちろんだが“心”も重要だ。マウンド上でポーカーフェイスを貫く166勝右腕は、「気持ちも含めてだね。デッドボールを当てても何とも思いませんよ、みたいな感じで行けばもっと大胆に行けるし。今は『全部ここ(決まったコース)にしか投げちゃいけない』みたいな雰囲気だから、それをなくせば……」と説いた。

小園の登板後…LINEで涌井がアドバイスすることも

 2024年オフの自主トレでは、涌井が小園に「もっとしっかり腕を振って、その先を目指せ!」とベース板の強さを出すようにアドバイス。そこからシーズン序盤は2軍で好調をキープし、7月3日にプロ2度目の登板チャンスを掴むと、5回3失点で白星を掴んだ。

 自主トレが終わってシーズンに入っても、涌井は“門下生”を気に掛ける。小園は「自分が投げている試合も見てくださって、登板後にLINEで『体がちょっと流れていたよ』とかアドバイスをいただいたり、すごく気に掛けてもらっています。自分自身が結果を残したい気持ちもそうですけど、やっぱり涌井さんに恩返しをしたい思いももちろんあります」と感謝の思いを口にした。

 高校時代から注目され、同じく“ドラ1”でプロの世界に飛び込んだ2人。年齢は17歳も違うが、わかり合える思いもあるのだろう。“師匠”の思いに報いるためにも、小園健太の覚醒が待たれる。

(町田利衣 / Rie Machida)


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