恒例の涌井塾での自主トレに参加「一番感じたのは…」
レジェンドの凄さを思い知らされた。巨人・横川凱投手が充実の春季キャンプを送っている。オフには恒例となっている中日・涌井秀章投手との自主トレに参加し、通算166勝の技術力を改めて実感。8年目にかける思いとともに語った。
「毎年、毎年やるぞという気持ちで、去年と違ったシーズンにできるようにという形で準備しました。気持ちよく1年をしっかり頑張ろうという気持ちです」
昨季は中継ぎでスタートし、ロングリリーフでも存在感を示し、8月下旬には先発に固定された。25試合の登板(先発8試合)で2勝負けなし、防御率2.59の成績を残した。今季は先発ローテ入りを目指す。
「去年は去年。過去のことは考えずに今年どれだけやれるかが大事だと思っています。しっかり頑張れるような準備、アピールをこのキャンプでできたらなと思います」
キャンプ前には“師匠”でもある涌井との自主トレに参加した。横川にとっては恒例となっており、プロ22年目を迎える39歳と過ごす時間は学びの連続だ。今年は例年以上に涌井とキャッチボールをする機会が多かったという。
「一番感じたのは、本当に一球一球を丁寧に、バランスが崩れることなく投げ続けるんです。自分もそこを意識して投げることで自分の中のリズムというか、キャッチボールの延長線上にブルペンがある。本当にピッチング、試合へのつながりをすごく感じました」
涌井とのキャッチボールは「真ん中しか来ない」
驚いたのはその精密さ。「本当に真ん中しか来ないので。その、真ん中にしか来ない要因はどこにあるのかなってずっと考えていたんですけど、やっぱり一球一球のフォームとかバランスが常に一定で同じで、本当に集中してやられているんですよね」。長いキャリアを支える再現性の高さを痛感した。
だからこそ言う。「なんか自分はまだキャッチボールが甘いなって思いました。でも、そこを意識するだけでだいぶ変わってきていたので、そこが一番ですね」。自分の中の“伸びしろ”を見つけた気がしている。
「これからも継続してキャッチボールを本当に一番大事にやりたいと思っています」。190センチの長身から右手を高く突き上げる豪快なフォームでも知られる25歳左腕の進化は、繊細なキャッチボールから始まる。
(湯浅大 / Dai Yuasa)

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