昨年阪神タイガース優勝の原動力となった石井大智。高知時代の監督駒田徳広氏が明かす巨人との因縁とは。

阪神タイガース

元読売ジャイアンツの駒田徳広氏が25日、元南海ホークスの江本孟紀氏のYouTubeチャンネル『エモやんの、人生ふらーりツマミグイ』に出演。高知ファイティングドッグス時代に指導した阪神タイガース・石井大智について語った。

【今回の動画】駒田氏が石井大智について語る

■駒田氏と江本氏がトーク

動画では高知時代に監督を務めていた駒田氏と現在も総監督の江本氏がトーク。そのなかで阪神に入団した石井について言及する。

江本氏から「石井はコマが連れてきたんですよ」と紹介されると、駒田氏は「何にも教えてませんけどね。ピッチャーのことわからないですから」と話し、当時ピッチングコーチだった元南海ホークスの吉田豊彦氏に指導を任せていたことを明かした。

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■巨人のテストを受けていた

石井を獲得した経緯について駒田氏は、トライアウトを開催した際に137キロのストレートを投げた姿を見て「一生懸命投げていた」「うちのチームでは上等だろうと思って獲った」と説明。

また、「監督を辞める前の年に、ジャイアンツのテストを受けに行ったんです。本人が『行きたい』と言ったから。『行ってこいよ』って。でも巨人のOBやのに、自分とこの選手がテスト受けに行ってるのに、知らん顔はできないでしょ」と石井が巨人のテストを受け、同行していたことを告白した。

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■不合格になった理由は?

駒田氏はさらに「そのときは不合格で涙を飲んで、2人で高知に帰ってきたんですけどね。その次の年に阪神が指名してくれたんですよ」と明かす。

話を聞いた江本氏は「これはどういうこっちゃ。巨人は本当見る目がないな、金は持ってるけど、石井を獲ってきたら今、優勝だよな」などと苦言。

巨人のテストについて駒田氏は「最後の何人かまでは行っていたんですけどね。コントロールが悪いといわれた」と明かしていた。

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■高知で研鑽を積んでプロに

石井は秋田工業高等専門学校時代、「プロ注目」の選手とまでは言い切れず、一時は大手企業への就職も決まっていたといわれる。

トライアウトで駒田氏の目に止まり、高知で真面目に練習に取り組んだことで球速がアップし、阪神からの支配下契約を勝ち取った。その後中継ぎエースに成長し、2025年にはNPB記録となる50試合連続無失点を記録するなど53登板で36ホールド、防御率o.17という好成績を残している。

入団テストはチーム事情も考慮に入るため、「見る目がない」とまでは言い切れない。巨人は横浜ベイスターズと東北楽天ゴールデンイーグルスのテストを不合格になった山口鉄也氏を獲得し、大投手になったこともある。

しかし、石井を逃した当時のスカウトが「失敗をした」と感じている可能性は、ありそうだ。

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