2000年9月24日の中日戦。優勝に王手をかけていた巨人は4点ビハインドで9回裏へ。先頭打者の元木大介氏が準備していると、長嶋茂雄さんの怒鳴り声が。

元読売ジャイアンツヘッドコーチの元木大介氏が9日、自身のYouTube『元木大介チャンネル』を更新。長嶋茂雄終身名誉監督(享年89)のエピソードを披露した。
【今回の動画】伝説の試合の裏話
■プライベートと違い試合中は…
元木氏が入団して3年目のときに長嶋さんが監督に就任。ゴルフや食事など、プライベートでも交流があったと語る。
しかし、ユニホームを着ると「本当に厳しかった」と言い、試合中に怒られたことが。それは2000年9月24日に東京ドームで行われた中日ドラゴンズ戦。セ・リーグ優勝に王手をかけていた巨人は、0対4で9回裏を迎える。
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■長嶋さんの怒鳴り声「大介みたいに!」
先頭打者として元木氏がスタンバイしていると、聞こえてきたのは長嶋さんの怒鳴り声。「長嶋さんはすごい怒ってて。『(打球を)引っ張りばっかりしやがって!』ってベンチで大きな声で。それで最後に『大介みたいに!』って言ったから。え? 今俺の名前言ったよな? って」と極度の緊張に包まれる。
「これでショートゴロ打ったら明日はねえなと思って」と背水の陣の思いで打席に向かい、見事に流し打ちでヒットを記録した。
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■二岡氏の優勝決定サヨナラ弾
そこから打線がつながり、江藤智氏が起死回生の同点満塁本塁打。続く二岡智宏氏が右翼スタンドへサヨナラ弾を放ち、優勝を決めた。「江藤さんのホームランのときから、ミスター怒ってんの忘れてると思うよ」と元木氏は笑いながら回顧した。
名指しで怒鳴られるという究極の緊張状態からライト前に運んだ元木氏は一流のプロ。このヒットがなければ、巨人の優勝はなかったかもしれない。

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