
有原航平(C)共同通信社
2年連続最多勝右腕の日米争奪戦が始まる。
ソフトバンクの有原航平(33)が30日に提出期限を迎えた保留者名簿から外れ、日米球団との交渉が可能になる自由契約に。球界関係者によれば、「今季も昨年に続く14勝を挙げてタイトルを獲得、チームの日本一に大きく貢献しましたが、2022年オフに米レンジャーズから3年契約でソフトバンクに入団した際に、『契約満了時に自動的にFAとなる』条項を契約に盛り込んでいました。ソフトバンクは有原側に残留要請を続けていたものの、本人にはメジャー再挑戦の意向があった。21年からの2年間で15試合登板(3勝7敗、防御率7.57)に終わったレンジャーズ時代のリベンジをしたいようです」という。
そのメジャーでも獲得に興味を持つ球団がなくはないようで、米球界に詳しいスポーツライターの友成那智氏は「先発の4、5番手として、パドレス、ダイヤモンドバックス、オリオールズ、ジャイアンツ、エンゼルスあたりが興味を示しそうです。条件は2年500万ドル(約7億8000万円)から2年1200万ドル(約19億円)くらいが妥当」と言っている。
国内球団では、本紙既報の通り、先発陣の補強を最優先事項とする巨人がシーズン中から調査を続けていたが、正式に自由契約になったことで、有原側との交渉に乗り出すことが確実だ。
「昨オフにメジャー移籍した菅野智之の穴が埋まらず、エースの戸郷翔征も今季は8勝9敗、防御率4.14と不振をかこった。復調する保証はなく、今季6勝1敗(防御率1.62)の左腕グリフィンはメジャー復帰が濃厚。そこで、中日のFA柳裕也、前ヤンキース傘下3Aの前田健太らを調査したものの獲得に至らず、FAでは日本ハムから外野手の松本剛を取りましたが、肝心の投手補強は進んでいない。2年連続最多勝の有原が当初からの本命で、そのための資金は惜しまないでしょう。有原のソフトバンクでの今季年俸は4億円プラス出来高。それをベースにメジャー球団と張り合えるだけの、3年20億円規模の破格条件を準備しているともっぱらです」(巨人OB)
3年20億円なら、有原が“メジャーでリベンジ”という希望を引っ込める可能性はありそうだ。
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巨人と言えば、昨オフの甲斐の獲得に対しても球団内外から批判の声が上がっていたが、今オフもまた“波紋を広げる補強”があった。李承燁コーチ就任の発表を受け、「だったなら、なぜ松本剛を取ったのか。矛盾している」との声が噴出しているのだ。いったいどういうことか。いま、何が起きているのか。
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