幸福の科学学園のエミール・セラーノ・プレンサ
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 ソフトバンクが23日に都内で開催されるドラフト会議で栃木・幸福の科学学園のエミール・セラーノ・プレンサ外野手(18)を指名する方針を固めたことが22日、分かった。ドミニカ共和国出身で父は中日などで活躍したNPB通算30勝のドミンゴ・グスマン氏。規格外のパワーで高校通算22本塁打を放った“ロマン砲”の可能性にかける。1位指名選手は公表しなかったが、創価大・立石正広内野手(21)が最有力とみられる。

 今年も世界水準のスケールの大きさにこだわる。ソフトバンクがドラフト指名する方針を固めた幸福の科学学園のエミールは身長1メートル89、体重105キロの恵まれた体格を誇る。ドミニカ共和国出身で、父は楽天、横浜、中日で計108試合に登板して30勝を挙げた右腕のドミンゴ・グスマン氏。息子も150キロに迫る剛球を投げるが、走攻守に優れた右打ちの外野手として期待している。

 この日、都内ホテルで開いたスカウト会議後、永井智浩編成育成本部長兼スカウト部部長は「変わらず一芸に秀でている選手は、うちのドラフト戦略として獲っていきたいですね」と話した。球団創設時から掲げるスローガンは「めざせ世界一!」で王貞治球団会長は“世界のホームラン王”。規格外の逸材を狙うスタイルを継続すると強調した。

 エミールは今夏の栃木大会で一気に評価を上げた。背番号1で投手を兼任。4番を任され、中堅を守り、ベスト8進出の原動力となった。小山西との3回戦では1点を追う9回裏に起死回生の同点ソロ、さらに延長11回にはサヨナラ満塁弾と2打席連続本塁打と大暴れ。今夏3試合で12打数7安打(打率・583)、2本塁打、9打点と活躍した。

 担当スカウトはその成長を見て、プロの舞台でも活躍できると確信を得ている。特に打球の飛距離を評価。将来的には同じドミニカ共和国出身の右の大砲で今季は本塁打、打点王の2冠を獲得した日本ハム・レイエスのような長距離砲への成長を思い描いている。

 過去には17年ドラフトでリチャード(現巨人)を育成3位、20年には2位で笹川を指名し、22年にはイヒネを1位で一本釣り。身体能力に優れた野手を積極的に補強する流れがある。同じ“規格外枠”としては、岩手・花巻東で高校通算140本塁打をマークした米スタンフォード大の佐々木麟太郎内野手(20)を指名候補に残している。ただ来年7月のMLBドラフトでも指名対象となるために、交渉が難航するリスクがある。エミールに関してはそうした心配はなく、新たな“ロマン砲”として可能性にかける。

 ◇エミール・セラーノ・プレンサ 2007年(平19)11月7日生まれ、ドミニカ共和国サントドミンゴ出身の17歳。13歳で野球を始め、23年に来日して幸福の科学学園入学。高校通算22本塁打で規格外のパワーを誇り、日本語も流ちょうに話す。父は中日などで活躍したNPB通算30勝のドミンゴ・グスマン氏。1メートル89、105キロ。右投げ右打ち。

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