
【プロの千里眼】必然の阪神CS突破 宮本慎也さんはこんなところから感じ取っていた
ゴールデングラブ賞10度の元ヤクルト宮本慎也氏(54=日刊スポーツ評論家)が、ベテラン小島信行記者との掛け合いで展開する連載「宮本慎也 もっと野球を語ろう」。阪神が勝ち抜けをしたセ・リーグのCSを振り返ります。
プロ野球2025.10.22 06:00
■今回の主なトークテーマ
盗塁に見えた阪神、DeNA、巨人の差
宮本さんが強さを感じた阪神のあるプレー
来年も阪神は強い! 早くも太鼓判の宮本さん
小島CSでの阪神は強かったですね?
宮本付け入る隙がなかったね。ペナントの優勝チームが勝てないときは、だいたいが打てなさ過ぎて負ける。阪神の場合、ペナントが独走だっただけに、真剣勝負という点では間隔がかなり空いていた。そこだけが不安材料だった。
小島ただでさえ、優勝したチームは間隔が空いてしまうし、予定していたフェニックスリーグへの派遣も台風で行けませんでした。
宮本それだけにDeNAが勝ち上がるためには、初戦を勝たなければいけなかった。ずっと攻めっぱなしで無得点。それなのに阪神は6回裏のワンチャンスで0-0の均衡を破った。
小島1死二塁から、近本の三盗が効きましたね。
宮本近本の思い切りのよさもあるけど、あれはスコアラーのおかげだと思う。
ノーアウトや1アウトで二塁にランナーがいるとき、ピッチャーの東は初球にけん制球を投げないとか、走者を見るときに首を2回動かしたらけん制はしないとか。よく分からないけど、そういうクセを見抜いていたんだと思う。
少しスタートが早くて止まりかけたけど、そこからまた走った。二盗と違って三盗は、なにか根拠がないと走れない。あの場面で走れるんだから、なにかあったんだろうね。
近本の三盗を起点に、スチールを話題に議論が深まっていきます。しかし…宮本さんは、阪神のささいなワンプレーに強さを見ていました。有料会員登録で、プロの視点をお楽しみください。
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プロを中心とした野球報道が専門。取材歴は30年を超える。現在は主に評論家と向き合う遊軍。
投球や打撃のフォームを分析する企画「解体新書」の構成担当を務める。

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