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坂本誠志郎はベンチスタートでも試合に出ているかのように分析、研究していた【阪神主力選手「虎の巻」】#3

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【阪神主力選手「虎の巻」】#3
【阪神主力選手「虎の巻」】佐藤輝明 飛躍のウラにレジェンド金本知憲との共通項…スコアラー目線で徹底分析
1977年ドラフト5位で内野手として阪神入団、引退直後の82年から昨年まで43年間にわたり、スコアラーとしてチームを支えたのが飯田正男氏(66)だ。プロ野球史上最速でリーグ優勝を果たした阪神の主力選手の思い出話を交えつつ、スコアラー目線で分析してもらった。
3回目は、リーグ屈指の投手陣を支えた坂本誠志郎(31)、梅野隆太郎(34)の捕手陣について──。
◇ ◇ ◇
──今季の優勝は、正捕手に定着した坂本の成長を評価する声が多い。
「誠志郎は非常に研究熱心です。スタメンマスクをかぶらない試合であっても、試合に出ているかのように相手打者のことを分析、研究していました。そういう準備をしていたことが今、生きているのかもしれないですね。打撃についてもしかりです」
──飯田さんともよく話をしていましたか?
「僕がいた頃は、選手の中でも一番初めくらいに気になったことなどを聞きに来る。昨年は嶋田宗彦バッテリーコーチと攻め方について念入りにミーティングをして試合に臨んでいました。この打者はこう攻めましょうなどと、自分の持っている意見も言う。それだけ研究しているということだと思います」
一方、スタメン機会激減の梅野は…
──昨季までは「困ったら外」という配球もありましたが、今季は岡田彰布前監督(オーナー付顧問)も「今は困ったら内角直球」「そこに投げ切れる投手陣がいた」などと、リードの進化を指摘しています。
「僕は1999年から2001年まで野村克也監督の下でスコアラーをやらせてもらい、さまざまなことを学びました。野村監督の時代は『困ったら原点』で、外角低めを徹底する考え方があった。直球を2球続けたら、次は変化球であったり。誠志郎にしても、今の捕手は考え方が変わってきました。例えば、同点の九回裏にホームラン打者と相対すれば、本塁打は絶対にダメ。そういう打者に内角真っすぐを行ったりする。そんな配球をする捕手がいれば、野村監督は『あいつは天才かバカかどっちかや』とつぶやいていました(笑)」
──一方で今季はスタメンの機会が減った梅野はどうでしょうか?
「ミーティングも結構早く来て、先発投手とも熱心に話をして、試合に臨んでいました。タイガースは試合前、バッテリーで綿密に確認事項などを話し合っています。隆(梅野)はどちらかというと強気型といえると思います。弱気な投手は強気に攻めることがあってもいい。投手の性格によって、合わせていっていいのではないかとは思いますね。これはあくまで想像ですが、隆のことですから、試合に出ていないときでも、研究は怠っていないと思います」
(飯田正男/阪神元スコアラー)

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