プロ野球の新人選択会議(ドラフト)が10月23日に開催される。次年度以降に向けた強化にどのチームも本腰を入れてくる。来季に向けたチーム構成が少しずつ出来上がっていく中で、ドラフトではどのような選手を獲得していくのか。本サイトでは例年、ドラフト報道にありがちな「指名予想」とは距離を置き、チームビルディングの観点からの「指名すべき選手」を各球団に提案している。誰でもチームの編成になった気分でドラフトを待つのが楽しみの一つだ。ここではあくまで提案だが、パ・リーグのファンにはぜひ、このサイトを通してドラフトのもう一つの楽しみ方を堪能してもらいたい。第2回目は西武。
この企画は今シーズンを振り返り、投手・野手と分け、おおよその構成を作っている。投手編は先発ローテーション・中継ぎ・クローザーを設定。野手編は1番から9番までの打順を作っている。もちろん、シーズンは様々起用が変化したから、ここで提示した今季のオーダーが正解というわけではないが、今季の戦いからおおよそのオーダーとして設定している。そして、何よりの肝はそこから3年後、5年後のオーダーを策定。それらを作成した上で、足りないところはどこかを判断し、指名選手を決めていくという流れである。
ちなみに、FA有資格者は権利を得たところでラインアップからは外している。チームビルディングは最悪を想定しなければいけない。FA資格取得はその時点でいないものとしている。ただ、FAにより移籍してきた選手に関しては残留としている。契約が不透明で、判断しづらいから、一応、残してある。
さて、第2回目の西武の投手陣から見ていこう。

今井達也、高橋光成がポスティングを希望しているとの報道があるが、筆者の予測では高橋光成は渋るのではないか。国内FAを行使するかどうかであって残留の余地を残すだろう。とはいえ、3年以内には平良海馬も含めて投手陣は少し変更を余儀なくされるだろう。しかし、3人の穴は小さくないものの、それほどの人材不足には至っていない。2018、19年のリーグ連覇の際に露呈した投手力の弱さから投手王国復権のため力を注いできた。2023年には一人を除いて投手指名ということもあって人材が豊富にいる。今季のドラフトで抜けた存在の石垣元気(健大高崎)の可能性は残すものの、1位指名は野手指名に絞っていい。

一方の野手はレギュラーが開幕前とは予想外の展開になっている。レギュラーを務めるはずの佐藤龍世を放出。源田壮亮が思いのほか、調子を落とした。西川愛也、ルーキーの渡部聖が存在感を示し、滝澤が源田のポジションを奪いつつある。シーズン終盤に山村崇嘉も台頭して、明るい材料は多い。しかし、それでも得点力不足は否めず、チャンスメークしても走者を返せない戦いは続いた。得点圏になれば、相手外野守備がほぼ前進してくるほどで、勝負強さと長打力は課題の一つだろう。その隙を埋めてくれるドラフト候補が多く、そこが鍵になるだろう。
昨年はドラフト戦略で大きく失敗し、地元出身で今後10年の主軸になれる選手をミスミス逃した。今年は戦略から西武らしいドラフトを展開したいところだ。
1位指名に上げたいのは小島大河(明治大)だ。勝負強いバッティングは東京六大学でも実証済みだ。捕手の選手層も薄いだけに、森友哉が入るくらいの印象の選手だ。東海大相模高時代はセカンドをやりながら捕手を務めたほどで内野ができないこともない。正捕手の古賀悠斗がいるが、併用をするのがベストと考える。
2位指名は二塁手。レギュラーを手中に収めた滝澤が今後、源田の後を任されることになるだろう。昨年1位の齋藤大翔は悪くはないものの、滝沢の守備力を超えることはないと考えるとコンバートが濃厚。残りのメンバーもやや好打者がタイプが多くここではスラッガーを指名したい。中央大の繁永晟はここ数年、スラッガーを多く輩出しているチームで育った選手。外崎の入団時と比較して守備力は劣るかもしれないが、爆発力は凌駕するはずだ。3位には高校生投手の指名を考えたい。延岡学園の藤川敦也、大阪桐蔭の森陽樹はエース候補にもなりうる素材方の投手だ。

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