
10年、日本シリーズ進出を決め、祝勝会でビールを掛け合う西岡(左)とサブロー
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ロッテ、阪神などで活躍した西岡剛氏(41)が来季、ロッテの1軍コーチとして入閣することが16日、分かった。打撃部門を担当する。西岡氏はロッテが2010年にシーズン3位から日本一になった立役者。翌11年から大リーグのツインズでプレーし、16年ぶりの古巣復帰となる。サブロー新監督(49)との師弟コンビで、最下位からの「下克上」を目指す。
「下克上戦士」がロッテに帰ってくる。西岡氏は現役時代の10年に首位打者と最多安打のタイトルを獲得し、史上初めてシーズン3位からの日本一に導いた。日本一パレードでは「いつか、またこのユニホームを着たい」とロッテ愛を口にし、メジャーに挑戦した。あれから15年。師弟関係にあり、ともに下克上を果たしたサブロー新監督を支えるため、打撃部門を担当する1軍コーチとして古巣に復帰する。
盗塁王を2度獲得した「幕張のスピードスター」は06年の第1回WBCに出場し、世界一に貢献した。10年に記録した206安打はスイッチヒッターとしてのシーズン最多記録。左打ちからスイッチヒッターに転向したのはプロ入り後で、当時の高橋慶彦コーチとの猛練習は今も語り草となっている。今度はコーチとして伸び悩む安田や寺地、上田ら若手を育てる立場となる。
メジャーから国内復帰した際は阪神に移籍したが、戦力外となった18年に12球団合同トライアウトに参加。「育ててもらったロッテでユニホームを脱ぎたい」と熱望した。その願いはかなわなかったが、指導者として復帰。日米通算1241安打を放った技術、打撃理論は高く評価されており、NPBでの指導歴はないものの、22年から昨季まで独立リーグの九州アジア・北九州下関で選手兼任監督、総監督を務めた。球団側はその手腕に期待し、いずれもリーグ5位のチーム打率・241、441得点に終わった打線の立て直しを託す。内野守備、走塁面でも好影響を及ぼすことが期待される。
就任会見で組閣について「厳しさだけではなく、アメとムチをうまく扱えるようなコーチに来ていただけたら」と話していたサブロー新監督にとっては気心の知れた後輩。「この愛するチームを日本一にする」という思いも共有できる。2人は同じ大阪出身でもあり、西岡氏は若手時代に兄貴分から技術面や精神面などさまざまな助言を受けてきた。最下位からの巻き返しを図る新指揮官をサポートし、恩返しする。
◇西岡 剛(にしおか・つよし)1984年(昭59)7月27日生まれ、大阪府出身の41歳。大阪桐蔭から02年ドラフト1巡目でロッテ入団。05、06年に盗塁王、10年に首位打者&最多安打を獲得。同年はリーグ3位からの日本一を経験し、オフにポスティングシステムでツインズに移籍。13年には阪神で日本球界に復帰し、18年オフに戦力外。その後はBC栃木、北九州下関と独立リーグでプレー。右投げ両打ち。
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