2025年10月11日12時5分
プロ初勝利を挙げ、ファンに手を振る中日金丸夢斗(2025年8月7日撮影)
<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>
ドラフト1位金丸夢斗投手(22)のプロ1年目のシーズンが終わった。15試合で2勝6敗も、防御率は2・61と安定感は見せた。
初勝利は10度目の先発となった8月7日阪神戦(バンテリンドーム)、2勝目は13試合目の9月10日ヤクルト戦(神宮)。金丸はこの2試合は試合前から「何か勝てそうな気がしていた」と話す。
もちろん、全試合勝つために先発として登板間隔を空けて準備する。その中でも絶好調なのは年間数試合しかないということは、これまでにも多くの投手から聞いてきた。だが、金丸のはそうではない。初勝利の日は発熱し、登板前まで薬を飲んで体調を整えていたという。それで阪神打線を相手に8回3失点、116球の熱投で、試合後は記念撮影、取材に笑顔で応じていた。
関大2年春からリーグ戦18連勝を記録した。「その時は勝てる気しかしなかった」と笑いながら思い起こした。言葉では言い表せない、みなぎる自信が突然、体の中に湧き上がってくるものなのか。他の投手はどうなのか。柳裕也投手(31)は「分かんないですね。個人の考えじゃないですか。僕はあまりそんなことは考えない。『勝てるようにしたいな』とは思いますけど」と話す。現役時代通算62勝の山井大介投手コーチ(47)は「いつもお立ち台に立てるイメージを持って、いいイメージを持ちながらマウンドには臨んでいましたけど」と話したが、金丸のようなことはなかったようだ。
金丸と同学年の高橋宏斗(23)は「僕はないです」とキッパリ。「いつもそんなこと言ってますよ。彼は独特なんで」と笑った。今季15試合中12試合で金丸はクオリティスタート(投球回6回以上、自責3以内)と抜群の安定感を発揮。11月の侍ジャパン強化試合にも、関大3年以来の選出となった。来季は開幕から先発の一角として、フル回転が当然、期待される。来季は毎試合のように「勝てそうな気がする」自信満々の投球でドラゴンズを上位に引っ張っていってほしい。【中日担当=石橋隆雄】
2勝目の「2」ポーズをする中日金丸夢斗(2025月9月10日撮影)
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