セCSファーストステージ第2戦   DeNA7―6巨人 ( 2025年10月12日    横浜 )

<D・巨>7回、二盗を試みるもアウトになる林(右)(撮影・篠原岳夫)
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 【中畑清 視点】凄いや。初回に5点ずつ取り合ったときはどんな試合になるかと思ったけど、2回以降は緊張感あふれる総力戦。互いに最後まで諦めない。野球の醍醐味(だいごみ)がちりばめられててさ。今季ベストゲーム。両チームに「あっぱれ!」をあげたい。

 しびれたのは7回、DeNA・林の打席だ。巨人中川に対してファウル13球で粘り、19球投げさせて四球をもぎ取った。大勢に代わり、続く代打・松尾への初球。果敢に二塁へ走ったのがうれしかった。岸田の完璧な送球で二盗失敗に終わるが、この攻めの姿勢が最後に生きる。

 巨人に1点を勝ち越された延長11回。簡単に2死を取られても、そのままでは終わらなかった。石上が二塁へのボテボテの内野安打で出塁。続く林の1―1からの3球目に、田中瑛のモーションがやや大きいのを突いて二盗を決めた。そして林が今度はフェアゾーン、左前へ同点タイムリーを放つのだ。DeNAは引き分けでもいいのだから、同点にした時点で勝負あり。ヒットが続いて見事な逆転サヨナラ勝ちだった。

 互いに死に駒をつくらず、総力で戦った。これぞCSにふさわしい一戦。プロ野球OBとして誇りに思う。阪神が待ち受けるファイナルSも期待したい。(スポニチ本紙評論家)

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