今シーズンのパ・リーグを熱くした北海道日本ハムファイターズ。新庄剛志監督の4年目の変化と、10月11日から始まるクライマックス・シリーズ(CS)における「強み」とは−−。昨年、東北楽天ゴールデンイーグルスの監督をつとめた野球解説者の今江敏晃さんが語った。〈全2回の後編/前編へ〉
昨年は楽天監督として相対したファイターズを、今季は野球解説者として見つめた。順位は同じ2位ながら、最後までソフトバンクと熾烈な優勝争いを繰り広げたファイターズの強さは、今江さんの目にどう映ったのか。
「最も変化を感じたのは“チームとしての自信”です。新庄監督自身も、選手一人一人も、今年は自信に満ち溢れた戦い方をしていた。種を蒔き、育てた2年間があり、3年目に2位となって選手たちが成功体験を得た。チームとして勝つ態勢が整った今年は、最初からてっぺんを狙うぞ、という雰囲気の中で戦えていたように思います」
5月11日に首位に立ち7月まで快走。後半戦は、絶対的強さを見せた王者・ソフトバンクに、しぶとく食らいついた。過去3年間に比べて目立ったのは、手堅く勝利を積み重ねたり、接戦を強たかに制する試合展開が増えたことだ。
「ファイターズが確実に勝てる展開は、基本的に先発投手が手堅く抑える試合です。エースの伊藤大海、核となる北山亘基や加藤貴之、山崎福也という面々に加えて、今年は達孝太ら若手投手が続々と出てきた。
チーム完投数(22)に表れているように、先発が長いイニングを投げる展開を多く作ることでブルペンの負担を減らし、その中で中継ぎ投手が高いレベルで争っていました。状態のいいピッチャーを効果的なポイントで投げさせるという、良い循環で回せたことが大きかったと思います」

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