東京ヤクルトスワローズは10月9日、来季の新監督に池山隆寛・二軍監督が昇格すると発表した。5年ぶりの最下位に低迷したヤクルトは今オフ、主砲の村上宗隆内野手のメジャー流出が決定的。チーム再建を託された指揮官の大きな課題と、池山新監督の素顔とは? 2015年から3年間、ヤクルトの監督をつとめた解説者の真中満さんに聞いた。〈全2回の前編/後編を読む〉

 ヤクルトは2021、22年のセ・リーグ連覇から一転、3年連続でBクラスに低迷している。真中さんが監督を引き受けた2014年秋もやはり、2年連続最下位と低迷期の真っ只中だった。生え抜きの二軍監督経験者が、チーム再建を担うという点では同じだ。

――内部昇格の利点はやはり、スムーズにチームを引き継いですぐに再建に取り掛かれるということでしょうか?

真中満さん(以下、真中) 監督に就任してまず重要なのが、チームの戦力把握や、選手とのコミュニケーションの部分です。私の場合はコーチや二軍監督などを6年経験していたので、そこをすんなりと入れたことが大きかったです。

――真中さんは2011年から3年間、二軍監督をつとめました。その経験が一軍監督に生きた部分はあるのでしょうか?

真中 二軍監督を経験していると、一軍との連携がいかに大切か身をもって感じるんです。考え方を共有しておかないとファームから一軍に上がった選手が戸惑うことになる。そういう意味で、一軍監督になってから逆に、この情報はファームに伝えておいた方がいいとか連携を大事にできた。二軍がどういう状況なのかある程度わかりますしね。

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