今回の「もっとホークス」は「西スポWEB OTTO!」と球団公式動画配信チャンネル「ホークスTV」によるコラボ企画「鷹番が聞く!解説しちゃおっと!!」です。今季の第4弾は9月25日の楽天戦(楽天モバイルパーク宮城)で目標としていた13勝目を挙げた大関友久投手(27)が登場。初回に制球が定まらなかった理由とそこから持ち直すきっかけとなった1球について徹底解説してもらいました。(聞き手・構成=大橋昂平)


 


 ―初回は制球が定まらず、2死から2四球などでいきなり満塁のピンチ。そこでフランコ選手を迎えた。


 「練習でできていたことが試合でどれだけできるか、フォームにアプローチしようとした試合だった。まだ初回はやることに迷いが出ていて、コントロールしきれていない状態だったけど、この(フランコ選手の)打席の前にマウンドに集まったときに倉野(投手コーチ)さんが『思い切っていこう』という声をかけてくれて少し方向性が定まった。今(振り返って)見たら全球割り切った上で投げられている。それまでのばらつきとか、迷いが出てしまった球は1球もないんじゃないかなと思いますね」


 ―結果的にフランコ選手を三ゴロに打ち取った。フォームの方向性が定まったというのは具体的にどういうことなのか。


 「投球の感覚を『溜め』『定め』『引っ張り』というフェーズに分けて言語化していて、この1週間は『溜め』にすごく課題を置いていた。初回はそこに意識を向け過ぎて、他の二つが薄れてコントロールが悪くなってしまっていた。倉野さんにマウンドに来てもらったタイミングで一度落ち着いて整理することで、しっかり『定め』と『引っ張り』も行う本来の投球フォームで勝負できたのが、あの打席だった」


 ―感覚を言語化することのメリットは。


 「一番のメリットは再現性かなと思う。人間は変化がすごく起きるので(感覚を)『こんな感じなんだよね』って言ってるだけだと(再現するのは)難しいけど、『この感覚って言葉にするとこういうことなんだよね』というところまでいけてると、感覚の再現性は高まるんじゃないかなと思う」


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