
【引退2025】日本ハムで巨人で愛された「若様」若林晃弘「誰っていうの選べない」
日本ハム若林晃弘内野手(32)が9月28日、千葉・鎌ケ谷で行われたイースタン・リーグのヤクルト戦で引退試合に臨みました。「3番三塁」でスタメン出場し、1回に右中間フェンス直撃の三塁打を放ちました。
試合前には2軍施設で引退会見を行いました。両打ちで内外野を守れるユーティリティープレーヤーとして、巨人時代は在籍6年間で330試合に出場。「若様」の愛称でファンからも親しまれました。24年3月に日本ハムへトレード移籍後は故障にも苦しみ、昨季は1軍出場なし、今季は5試合出場にとどまりました。
ユニホームを脱ぐこととなり、思いの丈を語りました。
プロ野球2025.10.02 06:00
★若林選手が語った主な内容
若手が育つ日本ハム…争いは見て楽しかった
度重なったけが…それも自分の責任
自分を生かしてくれた原監督に言われたこと

引退試合で右中間に三塁打を放つ

チームメートの左から清水優、宮西、中島から花束を贈られ笑顔
引退決断は9月中旬
本日は、このような場を設けてくださいまして本当にありがとうございます。
今シーズン限りで現役を引退する決断をいたしました。8年間、本当にいろんないいこと、悪いこともたくさんあったんですけど、たくさんの方々に出会えて、貴重な経験ができて、本当に幸せな野球人生でした。
これから野球界に少しでも貢献できればと思っておりますので、今後ともよろしくお願いします。
―今日、引退試合を迎える心境は
正直、引退試合をやっていただけると思ってもいなかったので、野球をやめる最後の瞬間、引退試合っていう形でやっていただけることが本当に幸せなことだなと思いますし、本当にそういう場を作ってくださった球団関係者の皆さまには本当に感謝の気持ちです。
ありがとうございます。

9月28日、引退会見に臨む
―引退を決断した時期、きっかけは
9月の中旬ぐらいですかね。
球団の方とお話をしまして、僕も正直けがが多くて満足できるプレーが全然できなくなっていったので、ちょっとそういうことも考え始める時期になりながら、また最後までプレーしようっていうのは思っていたので、そんな中で球団の方からお話をされて、僕はそこで引退を決断しました。

2月、新庄監督と握手を交わす
―現役生活の中で思い出に残っている試合や打席、出来事は
そうですね。ファイターズではやっぱり移籍してすぐエスコン(24年3月12日のオープン戦=対広島)で、4番で新庄監督が使ってくださって。
本当にプロ野球の中で僕が4番を打つとは正直思ってなかったので、そういう経験をさせていただいて。すごく緊張もしましたし、新しい環境でいろんな思いもありながら、立った初めての打席。いろいろ感じるものもありますし、印象深い打席ではあったんですけど、やっぱり(移籍後の)初ヒット(今季4月30日ソフトバンク戦)の時もすごくうれしかったので、そこの1打席、2打席っていうところは、ファイターズの中では印象が強い打席でした。
ジャイアンツでは初ホームラン(19年6月7日ロッテ戦=東京ドーム)ですかね。初打点とかもすごくうれしかったんですけど、東京ドームでホームランを初めて打てたっていうところはやっぱりすごく自信にもなりましたし、あの観衆の中、ファンの皆さんの前で打てたっていうところはすごく自分の中で一番印象に残ってます。

19年6月7日、プロ1号の右越え2点本塁打
―今後は野球界に貢献というお話もありました。引退後、どのようなことをしたい
詳しいことはまだ決まってないんですけど、僕のやっぱり、なんて言うんですかね、けがだったり、多くのそういう失敗を経験してきたので、そういうところですかね。
後輩とか野球界で、この失敗を繰り返してもらわないためにも、そういう指導であったり、僕ももっと勉強したいことがたくさんあるので、ちょっとずつこの僕自身も成長しながら、球界にちょっとでも貢献できていけたらなっていう風に思ってます。
「ひとりひとりの言葉が心に残っています」
―昨日1軍の方が優勝の可能性がなくなってしまった状況の中、今こうやって2軍にいるっていうことに関して、今の心境は
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1973年7月生まれ、茨城県水戸市出身。水戸第一、早大卒。06年、北海道日刊スポーツ新聞社入社。09年からコンサドーレ札幌担当を8年務め2度のJ1昇格を経験。17年からアマ野球担当、23年から日本ハム担当。
中学まではサッカー、両親が指導者だった影響で高校、大学はフェンシングに励み00年富山国体出場。パリ五輪フェンシング団体金メダルメンバーの永野雄大選手は従兄弟の長男。
学生時代までは野球とほぼ縁のない人生だったが、中1で初めて後楽園球場での巨人阪神戦に連れて行ってもらい、財布を落とす。岐阜県恵那市の方が神田の警察署に届けてくださり、2000円ほど入った財布を、倍以上の交通費をかけて、水戸から東京まで受け取りに行った苦い経験あり。

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