2025年9月30日22時28分
ソフトバンク対日本ハム 試合前のメンバー表交換で日本ハム新庄監督(左)からリーグ優勝のお祝いに黄色の花束を贈られ、笑顔を見せるソフトバンク小久保監督(撮影・岩下翔太)
<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム:CATCH!!>
<ソフトバンク1-2日本ハム>◇30日◇みずほペイペイドーム
新庄ハムとの今季最終戦。ソフトバンクは惜しくも1点差で負けた。郡司の先制2ランが飛び出し、直後に山川が22号ソロで反撃。リーグ覇権を最後まで争った両チームのラストゲームはホームランで決着がついた。
「日本ハムは若い選手が出てきているし、こっちも野村とか柳町が成長したからね。柳町なんか今季のスタートは2軍だったんだから。よく頑張ったよね」。故障禍に見舞われたとはいえ「ケガの功名」もあって10年ぶりのリーグ連覇。歓喜の胴上げを所沢で見守った王球団会長も福岡に戻って、激闘を演じてきた新庄ハムとの一戦を見守った。
試合前のメンバー表交換では日本ハム新庄監督が大きな花束を抱えて小久保監督にプレゼント。リーグ連覇をたたえた敵将の粋な贈り物だった。過去にもなかったろう。2位に甘んじ、悔しさも募っているのだろうが、勝者に敬意を表する姿はあっぱれだった。
さらに試合後は、福岡最終ゲームだったから新庄監督以下、選手たちがグラウンドでハム応援団にあいさつするのだが、真っ先に向かったのが右翼席に陣取るホークス応援団へのあいさつだった。一、二塁間に整列し、深々と頭を下げた後、二、三塁間に整列し直して左翼側のハム応援団に再び頭を下げた。破天荒なイメージが強い新庄監督だが、こういうチーム教育はさすが、と思わされたシーンでもあった。
V決定後の祝勝会で孫オーナーも新庄監督の「チーム強化力」を褒めていたが、こんな心遣いまで監督4年の間に、しっかりチームに植え付けたと思うと、感心させられた。ホークスは残り2試合でシーズン終了。激闘必至のCS(クライマックス・シリーズ)ファイナルまで調整期間に入る。勝ち上がってくるのは2位日本ハムか、3位オリックスか。気の抜けない10月がスタートする。
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