ウエスタン・リーグ ソフトバンク3―7阪神 ( 2025年9月21日 タマスタ筑後 )

ソフトバンク・岩井俊介
2―4の7回、ソフトバンクの5番手で登板した岩井俊介投手(24)が11球で3者凡退に抑えた。前日20日の同戦でも1イニングを10球で1奪三振など完全投球。2試合連続で好投した要因を「スライダーの感覚が戻ってきた」と挙げた。
岩井のスライダーの特徴は、曲がり幅が大きいことだ。「(投球フォームが)サイドスローに近いので、リリースポイントが低いから曲がるんだと思う」。変化球を投げ始めた中学生頃から、人より曲がるスライダーには自信があった。しかし8月24日のオリックス戦(杉本商事)でスライダーが抜けて頭部への死球となった。その一球からトラウマになり、マウンドでは「抜けそう、頭にいきそう」と決め球を見失ってしまった。
9月12日からの1週間はタマスタ筑後での残留練習が命じられた。「自分の前の感覚を戻したくて、ひたすら投げた」。ブルペンに入った際には、60球ほどの投球のうち半分近くはスライダーを投げ、迷いが出ていたリリースポイントも「ここやな、これやな」と体が思い出してきた。「試合でも生かせるかも」と自信を取り戻せるまで練習を続けた。
成果はすぐに表れた。残留練習の期間を経て初めてのマウンドとなった20日は、135キロのスライダーで空振り三振を奪った。この日もスライダーで見逃しの3球三振を奪うなど、“決め球復活”で岩井の笑顔も戻ってきた。
1軍昇格については「今はまだ全部が中途半端。準備期間」と厳しく自己分析。「練習ではある程度できているので、あとは試合で波がなくなるように生活から計画性を持っていきたい」と改善点を交え話した。ルーキーイヤーの昨季は1軍で15試合に登板したものの、今季は7試合にとどまっている。「2軍で仕上げてから上がりたい」と飛躍を誓った。
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