
<ヤ・神>2回、安打を放つ熊谷(撮影・西海健太郎)
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【亀山つとむ 視点】リーグ優勝が早々に決まり、阪神の選手たちにとっては集中力やモチベーションを維持するのが難しい状況が続いている。ただ、野球というスポーツは少しでも気を抜いたり、いい加減な打ち方をしてしまうと、一気に状態が下がってしまう。
ぶっちぎりの優勝だったことからも分かるように、今季は走攻守の全てに隙のない戦いをしてきた。特に投手陣は防御率2点台前半をキープ。ただ、この日のように失点を重ねてしまうと、1年間、投手陣全体でつくり上げてきたいいイメージが消え、ポストシーズンでも一抹の不安は拭えない。絶対王者としての野球を143試合最後までやり抜くべきだし、何より集中力を欠くことでケガを誘発してしまうことだってあるからだ。
日替わりの起用が続く左翼に目を向けると、熊谷と高寺という2人の名前が浮上してくる。熊谷の左翼でのスタメンは9月5日の広島戦が最後だが、もう一度、戻すプランもあるのではないだろうか。高寺もバッティングに目が行きがちだが、元来は内野手。熊谷にしても高寺にしても、外野の守備をしっかりこなしている印象だ。
仮に打力を重視するのであれば、豊田、小野寺の名も挙がるが、ポストシーズンのような短期決戦は、どうしてもディフェンスを重視した戦いになる。ましてや阪神というチームは投手力があり、バッテリーを中心にして守り勝つ野球。加えて、今季の左翼は「どうしても打ってもらわないと困る」というポジションでもない。
先にも記したように、今季は隙のない野球で他球団を圧倒してきた。そのスタイルを貫くためにも、CSの左翼は、守備重視で熊谷、高寺の2人が有力だろう。 (スポニチ本紙評論家)
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