<神・D23> 3回、蝦名の打球を好捕する佐藤輝(撮影・大森 寛明)
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 3試合ぶりスタメン復帰の阪神・佐藤輝が、この日は守備で沸かせた。3回1死、蝦名の強烈な三塁線の打球を飛び込んでキャッチ。素早く起きて一塁へ矢のような送球をした。やや本塁側にそれたボールは、大山の巧みなグラブさばきに助けられアウト。スタンドからは拍手喝采と「輝コール」。マウンドの早川からはお辞儀をされた。

 「初回は(蝦名の三遊間を襲ったライナーを)ちょっと追いつけなかったので、次にいいプレーをできたので良かった」

 6回2死三塁では、正面を襲ったビシエドの強いゴロをうまく合わせた。DeNA打線に得点を許さず、新人右腕からは、またペコリとされた。打撃は3打数無安打1四球に終わったものの、守りでカバーできるのが今年の佐藤輝の強みだ。

 前日18日までの広島2連戦はコンディション不良でベンチを外れた。前夜は試合前に帰阪し、静養に充てた。一夜明けたこの日は、全体練習に姿を見せるや否や、近くにいた報道陣に「ういっす」といつもより大きい声を掛けた。森下とコミュニケーションを取りながら入念に準備運動。練習用の小さなグラブを持って、精力的にノックを受ける様子はヤル気に満ちていた。スタメンで名前が呼ばれると、甲子園からひときわ大きな歓声が上がった。ファンは出場を待ち望んでいたのだ。

 「もう全然、問題ない」

 試合後に出た全開宣言は、残り8試合のラストスパートを意味する。40本塁打まであと2。100打点まであと4。もう立ち止まらない。(倉世古 洋平)

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