2025年9月16日17時9分
15日阪神戦で3安打を放った岡林
<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>
22年以来2度目の最多安打、23年以来のフルイニング出場を狙う中日岡林勇希外野手(23)から最後まで目が離せない。
10日ヤクルト戦(神宮)ではプロ初の4打点をマークし、金丸の2勝目を援護した。その時、2カ月前のことがよみがえった。7月1日DeNA戦(横浜)で、金丸が初回に3点を失ったが立ち直り7回3失点も、打線が2点しか援護できなかった。試合後、記者に囲まれた金丸が「反省してやっていきたい」と話す目の前に「反省しなさい!」と岡林が現れた。そしてすぐに「オレが反省する」と一言言って去っていった。その日の岡林は4打数無安打、8回2死三塁の同点機でも三ゴロだった。
これまでも他の選手のインタビューや取材にたびたび顔を出したり、ちょっかいを出している岡林だが、この時はプロ6戦目も打線の援護に恵まれず勝てなかったルーキーへ、「次こそは」の思いが伝わる一言のように思えた。
就任1年目の井上監督は中堅・岡林だけは固定してきた。「あいつの代わり、誰がおるねんって話でしょ。まあ、生意気な小僧やけども、誰よりも野球にくわしいし、センスもある」と話す。「オレが望むのは、もうちょっとシャキッとして、リーダーシップを取るくらいの。文句言われない数字を残して、そういった立場になってほしいかな」と、中日だけでなく球界を代表する外野手になってほしいと期待する。
球宴後は打率が3分ほど急降下する不振に陥ったが、8月中旬から松中打撃統括コーチ、森野コーチと早出特打を行い、スローボールを打つなどして良い状態を取り戻した。「打てなければ、そりゃ練習するしかないでしょ」と、ズバッと言える松中コーチが外部から新加入したことも岡林にとってはプラスになっている。このビジター7連戦でも早出特打をする姿があった。15日終了時点で150安打。トップの広島小園を3本差で追う。15日阪神戦は今季12度目の猛打賞も「負けたら意味がない」と悔しがった。残り11試合が楽しみだ。【中日担当 石橋隆雄】
ベンチに向かってポーズを決める岡林
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