
レギュラーシーズンの佳境に入っている2025年のプロ野球。今季も主力の故障や不調など、様々な要因で選手の入れ替えが行われ、多くの選手が一軍の舞台を経験している。一方で、開幕から二軍暮らしが続き、一軍未出場の選手も少なくない。ここでは、今季一軍出場がない福岡ソフトバンクホークスの選手を紹介したい。
カーター・スチュワート・ジュニア
・投打:右投右打
・身長/体重:198cm/101kg
・生年月日:1999年11月2日
・経歴:イースタンフロリダ州大
昨季は先発ローテーションに定着し、9勝を挙げたスチュワート・ジュニア。しかし、今季は開幕から長期離脱を強いられ、公式戦登板がない状況となっている。
高校卒業時の2018年MLBドラフトにて、アトランタ・ブレーブスから1巡目(全体8位)指名を受けたが、契約合意には至らず。翌2019年5月に6年契約で福岡ソフトバンクホークスに加入した。
その後、来日3年目の2021年に一軍デビュー。2023年は14試合の先発登板で3勝6敗、防御率3.38を記録し、ポストシーズンでも先発マウンドを託された。
昨季は、自身初の開幕ローテーション入り。シーズンを通して安定した投球を見せ、20試合(120回)を投げ、9勝4敗、防御率1.95の好成績を収めた。
しかし今季は、春季キャンプ中に左腹直筋を痛めて離脱。4月上旬にはリハビリのため、一時帰国を余儀なくされた。
すでに再来日しているが、実戦復帰には至っていない。今シーズン中の一軍登板は、絶望的な状況だ。
又吉克樹
・投打:右投右打
・身長/体重:179cm/76kg
・生年月日:1990年11月4日
・経歴:西原高 – 環太平洋大 – 四国・香川
・ドラフト:2013年ドラフト2位(中日)
FA加入4年目の今季は先発に挑戦するも、ファーム暮らしが続いている又吉克樹。このまま一軍未登板となれば、プロ入り後初の事態となる。
香川オリーブガイナーズから2013年ドラフト2位で中日ドラゴンズに入団。ルーキーイヤーから3年連続で60試合に登板するなど、不動のセットアッパーに定着した。
その後は低迷したシーズンもあったが、2021年は66試合登板、3勝2敗8セーブ33ホールド、防御率1.28の好成績をマーク。同年オフに国内FA権を行使し、福岡ソフトバンクホークスへ移籍した。
移籍初年度の2022年は故障もあったが、31試合登板で3勝3敗14ホールド、防御率2.10をマーク。昨季は40試合登板、1勝1敗6ホールド、防御率3.54とまずまずの数字を残した。
しかし今季は、熾烈な競争に敗れて開幕二軍スタートに。開幕後に先発へ転向したが、二軍では24試合(71回1/3)を投げ、4勝5敗、防御率3.79と物足りない数字に。
チームは優勝争いを展開しているだけに、一軍戦力に加わりたいところだ。
牧原巧汰
・投打:右投左打
・身長/体重:176cm/84kg
・生年月日:2002年7月13日
・経歴:日大藤沢高
・ドラフト:2020年ドラフト3位(ソフトバンク)
長らく正捕手を担った甲斐拓也がFA移籍し、今季は一軍定着のチャンスとなっていた牧原巧汰。しかし打撃で伸び悩み、ここまで二軍暮らしが続いている。
日大藤沢高では、高校通算29本塁打をマーク。強肩強打の捕手として注目を集め、2020年ドラフト3位で福岡ソフトバンクホークスに入団した。
プロ入り後は三軍戦を中心に経験を積んだが、高卒2年目の2022年は二軍で22試合に出場するも、打率.196と結果を残せず。その後も三軍を主戦場とするシーズンが続いた。
それでも昨季は、二軍で27試合出場、打率.240を記録。高卒5年目の今季は、オープン戦で一軍の舞台を経験した。
しかし、開幕一軍には残ることができず、ファームでも現時点で37試合出場、打率.122、7打点と寂しい数字が並んでいる。
守備面では着実な成長を見せているものの、一軍昇格には打撃面でのレベルアップが求められることになりそうだ。
長谷川威展
・投打:左投左打
・身長/体重:179cm/86kg
・生年月日:1999年8月9日
・経歴:花咲徳栄高 – 金沢学院大
・ドラフト:2021年ドラフト6位(日本ハム)
現役ドラフトで加入した昨季は、ブルペン陣の一角として飛躍した長谷川威展。しかし今季は、左肘内側側副靭帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受け、長期離脱を強いられた。
花咲徳栄高、金沢学院大を経て、2021年ドラフト6位で北海道日本ハムファイターズに入団。ルーキーイヤーから開幕一軍入りを勝ち取ったが、同年は2試合の登板にとどまった。
翌2023年は、9試合の一軍登板で防御率1.08の成績。その後の飛躍が期待されていたが、同年オフの現役ドラフトで福岡ソフトバンクホークスへの移籍が決定した。
新天地で迎えた昨季は、開幕一軍メンバーからは外れたが、4月上旬に一軍昇格して以降は、ブルペン陣の一角に定着。最終的に32試合に登板し、4勝0敗6ホールド、防御率2.49をマーク。チームのリーグ優勝に貢献した。
しかし今季は、春季キャンプからリハビリ組での調整を強いられ、3月下旬にトミー・ジョン手術を敢行。シーズン全休が決定的となっている。
村田賢一
・投打:右投右打
・身長/体重:179cm/88kg
・生年月日:2001年8月31日
・経歴:春日部共栄高 – 明治大
・ドラフト:2023年ドラフト4位(ソフトバンク)
多彩な球種を駆使し、打たせて取る投球が持ち味の村田賢一。しかし、プロ入り後は適応に苦しみ、今季はファーム調整が続いている。
明治大では、3年時から主戦投手として活躍し、4年時には大学日本代表に選出。迎えた2024年ドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスから4位指名を受け、プロ入りを果たした。
ルーキーイヤーはロングリリーフ要員として開幕一軍スタートを切ったが、プロ初登板となった4月13日の西武戦では本塁打を許し、1回2失点とほろ苦いデビュー戦に。
以降は一軍登板がなく、二軍でも12試合(51回1/3)を投げ、3勝5敗、防御率4.38と目立つ成績を残せなかった。
プロ2年目の今季は、開幕から一軍争いに絡めず。二軍で先発登板を重ねていたが、4月下旬からリリーフに回り、現時点で25試合登板、6勝1敗、防御率3,91の数字。一軍昇格には、さらなるアピールが不可欠と言えそうだ。
板東湧梧
・投打:右投右打
・身長/体重:182cm/78kg
・生年月日:1995年12月27日
・経歴:鳴門高 – JR東日本
・ドラフト:2018年ドラフト4位(ソフトバンク)
2021年には44試合に登板するなど、一軍戦力となっていた板東湧梧だが、昨季から一軍登板なし。2025年で30歳を迎えるだけに、徐々に厳しい立場になりつつある。
JR東日本から2018年ドラフト4位で福岡ソフトバンクホークスに入団した板東。プロ2年目の2020年に一軍デビューを果たし、ロングリリーフを中心に15試合に登板した。
翌2021年には自己最多の44試合に登板し、2敗1セーブ16ホールド、防御率2.52をマーク。2023年には先発、中継ぎの両軸で30試合に登板し、5勝4敗1ホールド、防御率3.04の活躍を見せた。
しかし昨季は、球速低下に苦しんでまさかの一軍登板なし。プロ7年目の今季も、開幕からファームが主戦場となっている。
二軍では20試合(103回2/3)を投げ、8勝2敗、防御率2.43の好成績を残しているが、一軍から声は掛かっていない。残り少ないシーズンの中で、昇格のチャンスを勝ち取れるか。
【了】
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