<神・中>力投するネルソン(撮影・大森 寛明)
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 【能見篤史 視点】ピッチングスタッフが豊富な、あふれるぐらいの状況で迎える短期決戦。阪神・藤川監督の頭の中にはいろいろなプランがあるだろう。プラスアルファのやりくりをどうするのか、と考えながら試合を見ていた。

 ネルソンは前回に続く先発で5回を1失点でまとめた。元々力のある投手であることは間違いなく、先に点を取ってもらったことで窮屈にならずに投げられており、いいパフォーマンスだった。5イニングを投げきったことは自信になるだろう。使ってもらったことについても意気に感じているはずだ。

 彼の場合、競った展開になると少しずつ球が荒れて危険な兆候が出てくることがある。気持ちの部分をコントロールしてストライク先行なら持ち味を発揮できる。適性自体はリリーフでも十分持っていると感じる。

 6回から投げた伊原については先発、リリーフどちらでもできるが、短期決戦ということを考えればリリーフの方がいいパフォーマンスができるように思う。何よりテンポが良く、ストライク先行で攻めていけるのがいい。コントロールがいいので野手も打球が飛んでくるイメージをしやすいはずだ。

 先行逃げ切りが理想だが、ビハインドを強いられる展開は必ず出てくる。試合を立て直す、流れを引き戻すという上ではリズムを生み出すことが大事になる。伊原はこうした要素を持っている投手だとみている。彼にしかできない役割かもしれない。
(スポニチ本紙評論家)

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