走塁のスペシャリストとして奮闘する埼玉西武ライオンズの髙松渡内野手。一撃必殺で盗塁を決める職人技の秘密とは。Number Webのインタビューに明かした。〈全2回の前編/後編を読む〉

 ここぞ、という場面で代走に送られ、相手の警戒をかいくぐり盗塁を決める。9月11日現在、25試合に出場し7盗塁。走りのスペシャリストとして存在感を示しているのが髙松渡だ。

「事前にその投手がどういう動きで投げるのか、まずは一通り頭に入れます。牽制のときの情報だったり、クイックの速さだったり……。いろいろ確認して試合に臨んでいるのですが、フィールドに行ってしまえば、あとは自分との戦い。とにかく気持ち。気持ちです」

 気持ちという言葉を繰り返す髙松のコメントからは、盗塁においてメンタルがいかに重要かということが伝わってくる。

「できるだけ早いカウントで走った方がいいとは思いますが、自分が代走に送られるときは失敗が許されない状況なので。初球から全部行こうと気持ちの準備をしています。その上で、このタイミングならアウトにならないだろうという時に思い切ってスタートを切ります」

 幼いころから脚が速かった。保育園のころは、かけっこで「他の子に負けることもあった」と遠い記憶を辿るものの、小学生になってからは負け知らず。体育の授業で走る際は常にトップで、運動会のリレーではいつもアンカーを任された。

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