第96回都市対抗野球 1回戦   鷺宮製作所5―4TDK ( 2025年8月30日    東京D )

<鷺宮製作所・TDK>力投する鷺宮製作所先発・竹丸(撮影・郡司 修)
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 1回戦3試合が行われた。鷺宮製作所(東京都)はドラフト候補左腕・竹丸和幸投手(23)が無四球の6回2安打1失点の好投で、TDK(にかほ市)に5―4で競り勝った。JR東日本東北(仙台市)は、昨年の日本選手権覇者・トヨタ自動車(豊田市)に延長10回タイブレークの末、5―3で勝利。日本生命(大阪市)も延長12回の熱闘を制し、2回戦進出を決めた。

 23歳のプロ注目左腕が、本領発揮だ。竹丸が最速148キロの直球と、チェンジアップを軸に6回を2安打1失点。8三振を奪って5年ぶりの都市対抗白星に導いた。「チェンジアップでストライクが取れたので真っすぐも生きた」と手応え十分だった。

 6月の都市対抗予選で最速の150キロを計測し、今秋ドラフト候補に浮上。崇徳(広島)では3年夏に背番号10の控え投手で、城西大入学後に抑えとして活路を見いだした。「野球は高校でやめるつもりだったし、大学時代も2部リーグが長かった。プロになれないと思って野球を続けてきたので不思議です。自分がドラフト候補と言われるのは変な感じ」と振り返った。

 鷺宮製作所入社後、先発に転向しウエートトレの重要さを理解し、体幹が強くなり、制球力が格段に向上。視察したヤクルトの小川淳司GMは「武器はどの球でもストライクが取れること。制球力は間違いない」と評価した。

 憧れや目標の投手もなく、緊張もしないという。「ああやって応援していただけるのを見ると、頑張らないといけない」と応援席からの後押しを意気に感じて勝利で応えた竹丸。春のスポニチ大会での初優勝に続き、都市対抗での初めての頂点に好スタートを切った。(伊藤 幸男)

 ◇竹丸 和幸(たけまる・かずゆき)2002年(平14)2月26日生まれ、広島市出身の23歳。矢賀小2年から野球を始める。二葉中時代は軟式の広島スターズでプレー。祟徳では甲子園出場なし。城西大では4年春の首都大学野球1・2部入れ替え戦で好投し、1部昇格に貢献。1メートル78、69キロ。左投げ左打ち。

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