練習の合間に笑顔を見せるソフトバンク・柳田は汗びっしょり(撮影・岡田 丈靖)
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 勝負の9月に背番号9が戻ってくる可能性が高まった――。右脚の負傷で離脱中のソフトバンク・柳田悠岐外野手(36)が、29日のウエスタン・リーグ広島戦(タマスタ筑後)で約4カ月ぶりに実戦復帰する見通しが立った。25日には筑後ファーム施設で走攻守ともにはつらつとした動きを披露した。首位のチームは2位・日本ハムと0・5ゲーム差の熱いペナント争いを展開中。順調にいけば9月上旬にも1軍に復帰し優勝争いで重要なピースになる。

 午前中に筑後ファーム施設のサブグラウンドで行われた約20分間のフリー打撃。柳田は正木と5、6球ごとに交代で打ち続けた。いきなり1球目にバックスクリーン右に放り込むと「よし!」と叫んだ。

 「普通には振れていますね。マン(振り)ですね。(2軍戦には)出られたらいけますかね」と実戦復帰へ向けてのゴーサインも出した。

 上半身はより厚みが増して筋骨隆々。仕上がっているのは明らかだった。ただ、気になるのは負傷した下半身だ。4月11日のロッテ戦で自打球を右すね付近に当てて「右脛骨骨挫傷」と診断され、翌12日から離脱。現在もリハビリ組で調整中だが、白いユニホームのズボンは土で汚れていた。打撃練習前にはスライディングの練習もこなしていた。

 「(右脚は)日に日に良くなってはきていますね。ぼちぼち動けます」。先週からは守備練習のメニューも加わった。この日もフリー打撃後のノックで左翼の守備位置に就くと、軽快に前進、背走しながら打球を10本受けた。

 フリー打撃の投手役やノッカーを務めた中谷リハビリ担当野手コーチも実戦復帰へ向けて順調にきていると話した。「打撃はだいぶ振れていましたよね。ベースランニングでも走る強度、スライディングの強度を上げることができています。ストップの動作などはもう少しなので、ここから(復帰時期を)詰めていきます」

 走攻守で経過は順調で、早ければ29日のウエスタン・リーグ広島戦(タマスタ筑後)で約4カ月ぶりに実戦復帰するプランがある。この日、新千歳空港で取材に応じた小久保監督は「もうすぐ試合に出るみたいやね」と話した。順調に2軍戦の出場を続けていけば9月上旬にも1軍再合流が可能。柳田は「だいぶ(状態は)上がってきました。いけたらいいですね」と意欲的だった。

 そのデカい背中がベンチにあるだけで精神的な支柱になる。勝負の9月を前に“ギータ復帰”の可能性が高まったのは何より明るいニュースだ。 (井上 満夫)

 H…左肩の負傷で離脱中の正木はフリー打撃で柳田と柵越えの数を争うまでに回復し、左翼スタンドの防球ネットまで何度も打球を運んだ。4月18日の西武戦で負傷し同30日に「左肩関節亜脱臼に伴う左肩関節バンカート修復術」を受けて全治5~6カ月の診断を受けた。中谷コーチは「まだ条件付きのスイングですが状態は上げられています」と現状を説明。来週には外野守備のメニューが加わる予定で経過は順調だ。

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