セ・リーグ ソフトバンク3―8日本ハム ( 2025年8月23日 エスコンF )

<日・ソ>8回、適時打を放つ牧原大(撮影・高橋 茂夫)
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ソフトバンクの牧原大成内野手(32)が23日、日本ハムとの直接対決で11試合連続安打となる3号2ランなど、3安打3打点で気を吐いた。福岡大大濠卒のルーキー・柴田獅子投手(19)からも2安打1打点と「プロ初被安打&初失点」をお見舞い。8月は打率・400と絶好調。打率・313で残り31試合での規定打席到達も視界に入る。チームが11カードぶりの負け越しで日本ハムに1・5ゲーム差に迫られた中、優勝争いの経験豊富なベテランがチームを引っ張る。
ビハインドの展開の中、牧原大が持ち前のガッツあふれるプレーで食らいついた。4点を追いかける4回無死一塁だ。「何とかしたいという思いだけでした」と、福島の高めの直球を捉えて右翼席に3号2ランを放つ。11試合連続安打と好調の32歳が気を吐いた。
「打撃の状態どうこうより勝ちたい一心でやっています。また明日ですね。まだ30試合ぐらいある。一試合一試合必死にやっていくだけだと思います」
一方的な空気も変えた。3点差の6回1死では注目のルーキー・柴田と初対戦し、全力疾走で遊撃への内野安打を勝ち取った。福岡出身の新人右腕にとって、プロ初の被安打だ。8回2死一、二塁ではスライダーを右翼線にタイムリーを放ち、3イニング目に入っていた柴田にプロ初失点をつけた。この日は「5番・右翼」で出場。3安打3打点と快音を響かせ、8月は18試合で打率・400、3本塁打、16打点と頼もしい。
これでシーズン打率・313となった。規定打席には現時点で32打席足りていないが、残り31試合での到達は必ずしも不可能な数字ではない。数字上も隠れ首位打者水準にいる。それでも背番号8は「今年はケガせずに1年間1軍にいるということを目標にしていたので。数字というのは意識してないです」ときっぱり口にした。過去にはケガに泣かされてきたが、今季はこのままシーズンを完走すれば、チームを連覇に導くピースとなる。
現在の1軍野手では中村や今宮とともに、数多くの優勝争いを経験してきた。「晃さん(中村)を筆頭に今宮さん、僕らで一生懸命やるプレーが若手に伝われば。見て感じてほしいなとは思います」と、伝承者としての役割も認識している。
日本ハムとのデッドヒート。この日の敗戦で1・5ゲーム差に迫られた。それでも24日の第3戦に勝てば、優勝マジック27が初点灯する。本職の二塁のみならず守備でも貢献する牧原大が、頼もしい存在として背中で引っ張っていく。(木下 大一)
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