
<広・中>2回、佐々木は先制適時打を放つ(撮影・平嶋 理子)
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広島のドラフト1位・佐々木泰内野手(22)が22日、中日戦の2回にプロ初となる適時打で初打点を記録した。8回には先頭で一時同点の起点となる右前打で今季4度目の複数安打をマーク。母校の県岐阜商が夏の甲子園大会で4強入りした活躍に負けじと躍動した。試合は延長11回に中崎が2失点し惜敗。5位・中日に0・5ゲーム差に迫られた。
通算70打席目にして佐々木に待望のプロ初打点が生まれた。2回2死一、二塁で中日先発・柳の外角低めスライダーを右前へ。プロ初の適時打が先制打となり、一塁上で右拳を突き上げた。
「1ボールだったので、積極的に仕掛けて打ちにいった。プロ1打点目が先制点につながる安打になって良かった。いい打撃ができた」
今月12日に再昇格して以降、9試合連続で先発起用されている期待の22歳は持ち味の積極性を貫き、結果を出した。
県岐阜商出身の佐々木にとって、母校の躍進は「刺激になるし、力になる」と話し、時間が許す時は夏の甲子園大会をテレビ観戦。後輩は準々決勝で選抜王者の横浜に延長11回サヨナラ勝ちし16年ぶりのベスト4。佐々木も“県岐商魂”を見せつけるように、横浜高出身の柳から快音を響かせた。
1点を勝ち越された直後の8回はカウント1―2と追い込まれながら清水の153キロを右前打。17日のヤクルト戦以来、4度目の複数安打で、一時同点の起点となった。
「出塁しようという気持ちで打席に入った。追い込まれてから、ああいう(右方向への)打撃ができて良かったし、打者(有利の)カウントの時にもっといい打球が打てるようにしたい」
昇格後は朝山、小窪両打撃コーチからの助言をもとに打撃フォームを微調整。「(打撃フォームを)変えてから余裕が出てきた」と好感触を口にする。中日戦の出場はプロ入り後、初めてだった。岐阜県出身の佐々木は、幼い頃から球場で応援していた相手との対峙(たいじ)で確かな足跡を残した。一方で、同点の9回1死一、二塁でメヒアの前に3球三振に倒れ、チームも4時間24分の激闘の末に敗戦。試合後は悔しさが募った。
新井監督からは「昨日も良かったし、今日もいいスイングだった」と内容を称えられたが、現状に満足していない。「(ここから)積み重ねて打点を挙げていきたい」。新たな一歩を踏み出し、チームを勝利に導く活躍を期した。(長谷川 凡記)
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