
みずほペイペイドームでのくふうハヤテ戦の試合前、ベンチで仲間を笑わせるソフトバンクの岩井
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ソフトバンクの2年目・岩井俊介投手(24)は、周囲を笑顔にする天才だ。笑いの“ライバル”上茶谷とともに2軍のブルペン陣を盛り上げる。球速は3年後の165キロ到達を目指しており、体のキレを求めて大好きなスイーツなどの我慢も始めた。1軍は“テレビの中の世界”と目を輝かせる右腕は、マウンドに立てば強気な姿勢に一変する。
投手陣の“盛り上げ番長”は自他ともに認めるムードメーカーの岩井だ。周囲にはいつも笑みがあふれ、選手だけでなくコーチ、スタッフ、時には応援に来ているファンも笑顔にする。一日の中で一番楽しいのは、ブルペンメンバーで大喜利をしている時間だ。「特に強いのは上茶谷さん。えぐいです」。笑いの“ライバル”である上茶谷とともに投手陣を盛り上げ、練習の合間に笑い声が響く。最近になって今季新加入した上沢、浜口の先輩投手2人とも仲良くなった。根っからの明るさとコミュニケーション能力の高さを「親が常にテンションが高いです。遺伝ですね」と話した。
シーズン後半戦の目標は「160キロを出して1軍へ行く」。現在は最速156キロで、6月5日に登録抹消されてから瞬発力を強化している。大宜見諒2軍ストレングス&コンディショニングから指導を受け、20キロのバーを両手に持ってジャンプした高さを測るなど、球速アップのために新たなメニューに取り組んでいる。自己最速の更新に向けて「いい感じに成果が出ています」と話しており、強みの“力強い直球”に磨きをかけている。
さらに球速については「3年後には165キロ」と目標を掲げており、体のキレを出すために7月25日から食事制限を始めた。現在の体重は93キロで、大学時代の89キロに戻したいという。「卵の味のプリンが好きで、色が濃ければ濃いほど良い」と笑顔で話すが、大好きなプリンもジュースもお預け。どうしても甘い物が飲みたいときには、カロリーゼロを選ぶようになった。
1軍の舞台は岩井にとって“テレビの中の世界”だという。これまで1軍で22試合に登板。今でも1軍での登板後、ベンチで横を見た時に「わあ、スタープレーヤーと同じユニホームを着て一緒にベンチに座ってる…」とワクワクしている。しかし、マウンドに立てば一変する。「野球の面白さはピッチャーとバッターの読み合い。これ(この球)待ってるんちゃうん?って」と言ってセットポジションのふりをした時、少し意地悪そうな表情をしていた。
天性の盛り上げ役はピッチングでも認められて“テレビの中の世界”で自分がレギュラー出演することを目指す。 (昼間 里紗)
◇岩井 俊介(いわい・しゅんすけ)2001年(平13)7月30日生まれ、愛知県出身の24歳。京都翔英では甲子園出場なし。名城大では4年夏に「日米大学野球選手権大会」の日本代表に選出された。23年ドラフト2位でソフトバンク入団。1メートル81、93キロ。右投げ右打ち。
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