健大高崎・石垣元気
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 日本ハムが、健大高崎(群馬)の最速158キロ右腕・石垣元気投手(17)をドラフト1位候補にリストアップし、ドラフト直前まで徹底マークしていくことが8日、分かった。12日の京都国際との夏の甲子園初戦は複数のスカウトや球団幹部が視察する予定。北海道登別市出身の道産子でもあり、世代No・1の呼び声もある右腕の動向を注視していく。

 北海道を本拠地とするチームとして、日本ハムは道内関係選手の動向はこれまでも熱心に追ってきた。石垣元についても、これまで担当スカウトらが複数回視察。ドラフト1位候補としてリストアップし、その実力を大きく評価している。

 今夏の甲子園でも、複数人でチェックする。球団関係者は「高校生としてはトップクラスであることは間違いない。北海道出身でもあるし、非常に注目している」と、登別市で生まれ育った17歳に熱視線を送る。チームのドラフト戦略は、その年のNo・1と決めた選手を指名する方針としている。石垣元は今年の高校生投手の中で最速を誇る。リリーフで登板した際は常時150キロを超え、鋭く落ちるフォークは一級品。球団の方針にフィットする逸材と言える。

 石垣元は群馬大会では登板2試合ながら、被安打0と快投。甲子園では「日本一長い夏にしたい」と同校初の夏の頂点を目指し、群馬大会と同様に守護神としての役割を担う方向だ。大会後は、9月5~14日には沖縄で「U18野球W杯」が行われる。U18日本代表に選出される可能性も高く、同大会に出場した際には国内ということもあり、複数のスカウトを派遣することもあり得る。

 20年ドラフトでは、伊藤を1位指名して獲得。北海道出身の選手をドラフト1位で獲得するのは球団史上初のケースだった。昨季は最多勝&最高勝率の投手2冠に輝き、今季もリーグトップ11勝を挙げるなど、エースに成長した。石垣元の1位指名が現実となれば伊藤以来2人目の「道産子ドラ1」となる。

 今季の投手陣では、21年ドラフト1位で指名した4年目右腕・達がデビューから7連勝を飾り、ここまで6勝1敗、防御率1・60でブレーク。昨年の同1位で投打で期待される柴田も1軍デビューし、入団時から5キロアップの最速154キロを計測するまでになった。かつてのダルビッシュ(パドレス)、大谷(ドジャース)ら高卒投手を育成する土壌は整っている。国内だけでなく、米球団も注目する右腕の動向をつぶさに追っていく。

 ◇石垣 元気(いしがき・げんき)2007年(平19)8月16日生まれ、北海道登別市出身の17歳。幌別西小1年から柏木ジュニアーズで野球を始め、西陵中では洞爺湖リトルシニアに所属し、北海道選抜に選出。健大高崎では1年春からベンチ入り。50メートル走6秒2、遠投110メートル。憧れの選手は日本ハム・伊藤。1メートル80、78キロ。右投げ左打ち。

 ≪マー君、菊池雄星、松井裕樹、根尾も指名≫00年以降ドラフト1位で日本ハムに入団した高校生投手は04年ダルビッシュ有(東北)、12年大谷翔平(花巻東)、18年吉田輝星(金足農)21年達孝太(天理)らがいる。また、抽選の結果、交渉権を獲得できなかったが06年の高校生ドラフトでは田中将大(駒大苫小牧)、09年に菊池雄星(花巻東)、13年に松井裕樹(桐光学園)、18年には二刀流で話題だった根尾昂(大阪桐蔭)らを1回目で指名している。

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