ホームランダービー予選で本塁打を放つ万波 
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 日本ハムが誇る主砲・万波中正外野手(25)が日常をコラムでつづる「万thly日記」。第15回は3年連続3度目の出場となった球宴について。トークイベント前やベンチでの他球団の選手との印象に残った会話を振り返り、9年ぶりのリーグ優勝を目指す後半戦への意気込みも語った。

 3度目のオールスターは、これまでで一番楽しめたと思います。ありがたいことに1戦目の前日にあった22日のトークイベントにも出演させていただきました。一緒に出演したオリックスの太田、阪神の森下は2人とも同い年で凄くやりやすかったです。

 森下は同じ神奈川の東海大相模出身なので高校時代から面識がありましたし、イベント前の楽屋での会話もめちゃくちゃ盛り上がって、ずっと話していました。他球団の選手ともたわいもない会話もしましたが、野球の話ではソフトバンクの山川さんから聞いた話が一番印象に残っています。

 山川さんは「例えば1試合4打席に立って1打席に3回、フルスイングするチャンスがあるとしたら、4打席で12回。それが3連戦の1カードだったら36回。その36回を、自分が本塁打が打てると思うスイングを全力でやったら、本塁打を打てる確率ってめちゃくちゃ高く

 実際に3試合に1本打てたらシーズンで47、8本を打てる計算。そんな単純な話ではないですが、1カードで36回を全力で振ることができれば、確かに1本ぐらいは打てそうな気がしてきます。歴代で見てもとんでもないペースで本塁打を重ねている方なので、打撃を突き詰めていることは知っているつもりでしたが、「そんなふうに考えているんだ」と驚きましたね。

 2戦目の前の「スペシャルステージ」も楽しかったです。私服でステージに上がったんですが、チームから「クールビズのような格好にして」とドレスコードのようなものが設けられていました。僕は都合よく「あまりだらしない格好で行くな」という意味に解釈して、一張羅のビンテージTシャツに、ラフなジャケットを合わせたドレスコードギリギリを攻めた感じにしました。でも、特に怒られてもいないので、僕の解釈は合っていたと思っています(笑い)。

 終盤戦も始まりました。前半戦は出場がないことも多かったですが、それでも試合を楽しむようにしていました。ベンチでの時間を有意義に過ごそうと考えていたし、今まで以上に誰かが試合で活躍したら楽しい、と思うようになりました。

 その過ごし方をしていると、試合中の感情も変わってきて、今は限りなく素に近い自分でグラウンドに立っています。僕が入団してから初めて本格的な優勝争いなので、凄く楽しいです。こういうプレッシャーの中でできるのは選手冥利(みょうり)に尽きます。ビールかけをしたいし、優勝チームしか見られない景色は、絶対あると思っています。(北海道日本ハムファイターズ外野手)

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