中日からポスティングシステムでナショナルズに移籍した小笠原慎之介が7月6日(現地時間)に電撃的にメジャーデビューを果たしたが、わずか2試合で無念のマイナー再降格となった。あの短期間の昇格、そして降格劇の裏には何があったのか。現地の評価はどうだったのか。ワシントンDCを訪ね、ナショナルズの番記者たちに話を聞いた。

メジャー「2登板」どう見た?

 その日のワシントンは、異様に蒸し暑かった。屋外にいると直射日光を避けても、じっとしているだけで肌にじわりと汗がにじんでくる。同じ米東海岸のニューヨークでもここまで湿度が高くなることはない。体感的には東京以上の、ねっとりした暑さを感じた。

 小笠原が本拠地ナショナルズパークのレッドソックス戦でデビューした現地6日を調べてみると、試合開始時が気温30度、湿度70%、しかも炎天下でのデーゲームという厳しい条件だった。先発マウンドに立った小笠原は初回先頭にいきなり単打を許し、次打者からは三振を奪ったが、一塁走者に盗塁を許した後に大型新人として注目されている3番ローマン・アンソニーに適時右前打、4番ロブ・レフスナイダーに中越え適時二塁打を許し、さらに5番トレバー・ストーリーには2ラン本塁打を浴びいきなり4失点。2回2/3を7安打4失点、2奪三振で初黒星を喫した。

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 2度目の登板となった敵地でのブルワーズ戦(現地7月12日)は3回まで無失点と上々の立ち上がりだったが、敵打線が2巡目に入った4回に死球をぶつけて先頭を塁に出すと、2本の二塁打で3点を奪われ、4回を4安打3失点で勝敗は付かなかったがチームは敗戦した。

「メジャーのレベルに達してなかった」

「オガサワラはまだメジャーのレベルには達していなかった。あの2度の登板が、それを物語っていたと思う」

 ばっさりと指摘したのは、地元スポーツ専門テレビ局MASNで長年取材を続けるベテランのマーク・ザッカーマン記者だ。

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