パ・リーグ ソフトバンク11―3オリックス ( 2025年7月26日 みずほペイペイD )

<ソ・オ>6回、適時打を放つ柳町(撮影・岡田 丈靖)
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プロ野球は26日、各地でナイター6試合が行われて後半戦がスタートした。パ・リーグ2位のソフトバンクは11―3でオリックスに大勝。2点を追いかける6回に柳町達外野手(28)の適時打などで一挙4点を奪って逆転に成功した。交流戦後に打撃不振に陥った柳町だが、初出場した球宴でリフレッシュし、価値ある一打を放った。チームは今季初めての7連勝(1分け挟む)で貯金を最多18とした。
リーグ後半初戦の3打席目だった。柳町は得点圏で打球の狙いどころをあえて変えた。
「いつもは遊撃手の頭の上を狙うが、内寄りの球だったというのもあって、あえて打球を抑えつつ思い切った。うまく反応できたかな」
1―2の6回1死一、二塁。カウント2―2からオリックスの先発・田嶋の直球をライナーで右前へはじき返した。右翼手の杉本が打球をそらす間に、一塁走者・山川も巨体を揺らして生還した。5日の西武戦以来の打点に「しばらく打点が遠かった。意識していた。いい形で出たのが自分の中で一番良かった」と少し納得できた一打だった。
交流戦でMVP獲得とブレークするもリーグ戦再開後に失速。6月10日時点で打率・362だったが、7月は打率1割台で3割を切った。苦境の中で初出場したオールスターで原点に戻り、吹っ切れることができた。
「忘れかけていたものを思い出したというか、恐怖が勝つ、結果が出てない時こそチャレンジ精神が必要になってくるのかなと」。他球団のライバルたちとも積極的に交流し、西武・西川には使用するバットをプレゼント。「バットが同じメーカーさんで“いろんな型を使ってみたい”と言っていたので“試しに使ってみな”と」と渡し、技術論も交わした。日本ハム・レイエスには「どこに打てばいい?」と聞くと「あなたはレフト方向だよ」のアンサー。8回には柳町らしい左前打も放ち、8日のオリックス戦以来のマルチ安打となった。小久保監督も「タツルの勝負強さが戻ってきたと思いますね」と復調にひと安心の様子だった。
この日から恒例イベント「鷹祭 SUMMER BOOST 2025」がスタートし、チームは今季7度目の2桁得点で後半戦を爆勝発進。1分けを挟んで今季初の7連勝で貯金は最多の18となった。柳町が吹っ切れたのは好材料。リーグ後半戦初戦のヒーローになり、赤く染まった本拠地ドームを盛り上げた。(井上 満夫)
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