西武の西口監督
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 シーズンを通して結果を残し続けることがどれだけ難しいのか――。西武の若獅子たちは疲労がピークとなる夏を迎え、レギュラーへの壁にぶつかっている。7月は4勝12敗1分けで交流戦終了時点に6あった貯金は底をつき、借金3で前半戦を終えた。要因は打撃陣の好不調の波。西口監督が「調子の波が本当にあるからね…」と言うように7月は打線を支えてきた若手が軒並み調子を落とし、得点力不足に苦しんだ。

 1番打者としてチームを引っ張ってきた西川は7月の月間打率・231と苦しんだ。6月に打率・313、2本塁打と交流戦の快進撃を支えた長谷川は6月29日から7試合、27打席無安打を経験するなど7月は打率・107と急失速。開幕からクリーンアップを担ってきたドラフト2位・渡部聖も疲れが見え始め、7月は打率・213と軒並み数字を落としている。

 育成と勝利が求められる西口監督の1年目。春季キャンプはレギュラー白紙からのスタートで結果を残してきた選手がグラウンドに立つ。それでも、フルシーズンを戦い抜いた経験を持つ選手は少ない。相手バッテリーも西川、長谷川、渡部聖などのデータが集まり、攻め方は日々、厳しくなっている。レギュラーの座は多くの壁を乗り越えた先にある。指揮官は「こればっかりは自分自身で考えていくしかない。配球、そのシチュエーション、いろいろ考えて取り組んでいかなきゃいけない。そこは頑張ってほしい」と殻を破る姿に期待している。

 3位オリックスまでは5・5ゲーム差。我慢の起用で若獅子たちを育ててきた西口監督は「我慢するかどうかはも分かりません」ときっぱり。殻破ったものだけが、真のレギュラーになっていける。(記者コラム・福井 亮太)

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