
後日組<能見さんが聞く>タフネスなポーズを決める九里(左)と能見氏 (撮影・平嶋 理子)
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本紙評論家の能見篤史氏(46)が注目のオリックス選手の本音に迫る企画「能見さんが聞く!!」。25年シーズンの4回目は九里亜蓮投手(33)が登場した。ここまでチームトップの106回2/3を消化し、同2位の7勝を挙げているタフネス右腕。セ・パの違いや2度目の出場となる球宴でのもくろみ、そして後半戦への決意を能見氏に明かした。 (取材・構成=阪井 日向、山本 浩之)
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能見氏(以下能見) 九里投手、よろしくお願いします!セ・リーグのバッターとパ・リーグのバッター、僕は特徴が全然違うなと思ったんですけど、感じました?
九里 よろしくお願いします!それは感じますね。能見さんも(セとパ)両方でやられているので分かると思うんですけど、セ・リーグはどっちかというと粘っこいバッターが多いというか、簡単に2ストライクを取れても、どうにか球数を投げさせてくる打者が多いイメージ。パ・リーグに関しては本当に長打を打てるバッターが多いですし、1番から9番までホームランを打てるバッターが並んでいるので。力勝負という感じは受け取れるかなと。
能見 追い込まれてもしっかり振ってくる打者は、パ・リーグの方が多いよね。九里投手自身は打席には立たなくなったけど、それはプラスになってます?
九里 打席に立てないさみしさはありますが、そこでも違いがあって。パ・リーグの場合だとしっかりゲームをつくっておけば、イニングもしっかり投げられる。セ・リーグだとやっぱり0―0とか1―1で終盤になれば、打順が回ってきて代打もあるので。ちょっと複雑ですけど、自分の強みを生かすには打席がない方がいいのかな(笑い)。
能見 僕、結構対戦しているんですよ。唯一、投手でイラッとしたのが九里投手(笑い)。めちゃくちゃ粘られた時があって(※注1)。本当、(打球が)前に飛ばないんですよ。
九里 覚えています。(前に)飛ばそうとしてなかったです(笑い)。
能見 最悪(笑い)!正直、その時は会話もしたことないし、対戦相手なので“こいつなんやねん!”と思いながら(笑い)。あんなに粘る投手はいなかった。それはそうと、広島時代にオールスター1回出ていると(※注2)。今回パ・リーグ側で出るじゃないですか。
九里 楽しみですね。出場する選手の名前を見ても、若い選手が多いので。逆にガツガツいこうかなと思っていますけど。
能見 何を聞きます?
九里 どういう感覚で投げているのかとか、やっぱり見ているだけだと分からない。今回で言えば、今井(西武)くんのスライダーがすごいとか、誰々のこれがすごいというのは絶対ある。そういう握りだったり、投げるときの使い方や意識だったりも聞いてみたいなと思っています。バッターにも、自分の球がどういうふうに見えているのか聞いてみたいですね。
能見 本当のこと言ってくれるか分からないですけどね。正直に言いそうなバッターに聞かないと(笑い)。
九里 自分自身、真っすぐをもっと速くしたいのもあるし、バッターに対して強く見せたいのもあるんです。なので、真っすぐがどういうふうに見えているかを聞けるだけでもプラスかなと。レイエス(日本ハム)とかに聞けたらいいかなと。外国人選手って多分包み隠さず言うじゃないですか。“遅いよ!”って普通に言われそう…。
能見 そんなこと言わないと思う(笑い)。後半戦に向けてはどうでしょう。
九里 能見さんにも以前言われましたけど、しっかり真っすぐを使いながら。前半戦で勉強できたものをプラスにして、やっぱり8月半ばから9月にかけて一番の勝負どころになってくると思うので。そこで自分の状態がピークになるようしっかり持っていきたいですし、中4だろうが中5だろうが行けと言われたら行ける体にした上で、チーム一丸となって一試合ずつ勝っていけば絶対優勝は見えてくると思う。そこに少しでも貢献できるように頑張りたいと思います。
能見 なかなかマウンドを降りないのは、今のご時世、絶滅危惧種ぐらいの感じ。背中と姿勢でキャンプから示してくれている。後半戦も頑張ってください!
《※注1》
打者・九里VS投手・能見は通算7打席あり、4打数1安打2三振、3犠打。17年4月2日の第1打席では9球、同年4月16日の第2打席では11球を投じさせた(結果はいずれも見逃し三振)。
《※注2》
広島時代の23年に監督選抜で初出場。
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