笑顔を見せる高橋
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 阪神・高橋遥人投手(29)が後半戦スタートの26日DeNA戦(甲子園)に先発することが22日、分かった。左手首に残ったプレート除去手術からの復帰2戦目で今季初勝利を狙う。昨季のクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(S)2戦目で敗れた因縁の相手に雪辱すれば、9・5差をつける2位のチームの出はなをくじくことになる。2年ぶりVの使者の期待がかかる。

 猛虎の後半戦は最強の切り札で幕を開ける。26日DeNA戦の先発は高橋で固まっていることが22日、判明した。藤川監督が、左のエースの呼び声が高い男にかける期待は大きい。これまでに「戦力として後半戦楽しみにしている。大きな戦力だと思っている」と発言。変則的な2連戦という日程と、前回土曜日に投げた村上が球宴で投げることもあって、その言葉通りに先陣を託す形だ。

 高橋は昨年11月に通算5カ所目の手術を実施した。23年6月の左手首手術の際に埋め込んだプレートを除去したことで、「昨年よりも腕が振れる。可動域が広がった」とバージョンアップできる感触を得ていた。

 1軍復帰登板になった15日の中日戦で、その手応えを証明。結果は、勝ち負け付かずの6回4安打2失点。内容は、18個のアウトのうち併殺を含む13個をゴロで奪った。打球全体の73%がゴロだった昨季と遜色がない“ゴロ魔神”の力を最初の登板で見せつけた。「ボールはまだまだ」という反省点を次のカムバック2戦目で修正し、今季初勝利が待たれる。

 相手のベイスターズには因縁がある。昨年のCSファーストS第2戦で、5回6安打4失点と打ち込まれた。宮崎、桑原、牧らに痛打され、チームのシーズンはその試合で終わった。短期決戦だけでなく、レギュラーシーズンでも相性は良くない。通算3試合に投げて0勝0敗。勝ち星は一つもない。セで唯一白星を挙げていない相手からの初勝利となれば、巻き返しを狙って甲子園に乗り込んでくる9・5ゲーム差で追いかけてくる2位のチームにダメージを与えられる。カード2連勝なら、DeNAの自力優勝の可能性を消滅させられる。ペナントレースをさらに有利に進められる。

 実力と経験を兼ね備える29歳が先発ローテーションの一員になるメリットは大きい。先発7人態勢を敷くことで、状態が悪い投手に休養を与えられる。前半戦を終えてチーム防御率は驚異の1・99。猛虎史上トップクラスの投手王国がさらに強力になれば、独走態勢がさらに加速する可能性がある。

 《マジック点灯データ》
 ○…阪神の優勝マジック点灯は最短で29日。現在、自力優勝の可能性を残すのはDeNAと中日で、29日まで阪神が3連勝、DeNAと中日が3連敗した場合、他カードの結果次第でマジックナンバー「40」か「41」が点灯する。

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