
シーサー人形を手に笑顔を見せる広島・ファビアン(撮影・平嶋 理子)
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広島の新助っ人・サンドロ・ファビアン外野手(26=レンジャーズ)が、本紙の単独インタビューに応じた。昨年9月に待望のメジャーデビューを果たしながら、今季は日本でプレーすることを決断。「日本で長くプレーしたい」と骨をうずめる覚悟を示した。日本球界に対応するべく勤勉な姿勢を貫くとともに、異国の地での活躍を誓った。
(取材・構成=長谷川 凡記)
――春季キャンプが終了。
「非常にいいキャンプを過ごせた。毎日一生懸命練習して、コンディションも上がってきている」
――日本のキャンプで感じたことは。
「一生懸命練習している姿を見ると、自分ももっとやらなくてはいけないと感じるし、彼らから背中を押されている」
――日本に来るにあたって、どのような準備をしてきた。
「友達のヘルナンデス(巨人)に、いろいろと聞いて、彼にも“投手のレベルは高いよ”と言われたので、いろいろ勉強した。自分にとって、日本はMLBと同等のレベルと考えているので、それなりに自分も準備してきましたし、これからも準備の中で調整していかないといけない」
――同じ野手として、モンテロの存在も大きい。
「彼がいることによって、投手のことも話せますし、彼の目で見た投手の感覚と、自分から見た感覚は違うと思うので、意見交換できるのは大きい。彼とは、うまく自分たちが調整していかない限りは成功しないと言い合っている」
――26歳にして、日本でプレーすることを決断。日本の野球は以前から興味があった。
「2年前ぐらいから真剣に日本に来ることを考え始めて、やっと契約できた。母国のドミニカで練習している時にも、いろんな選手から、日本の野球の面白さ、レベルの高さを聞いていた。特に、冬の間、一緒に練習をしているヤクルトのサンタナ選手には、2年前に“絶対、日本に来たほうがいい”と言われたので、それから真剣に、いつかは日本に行こうと考えていた」
――昨季はメジャーにも昇格。メジャーで成り上がりたいという気持ちもあったのでは。
「今は米国に帰ろうとは思っていない。とにかく日本で長く野球を続けたいのが本心。米国に帰るプランもない」
――まだ26歳。活躍次第では長く日本でプレーできるのでは。
「おっしゃる通り。ほんとに日本で長くプレーしたい。10年ぐらいまでできれば、これ以上ない幸せなことだと思う」
――日本でキャリアを終えてもいいぐらいの気持ちがある。
「もちろん」
――それだけ日本が好きな理由は。
「一つは野球のスタイル。彼らの練習の仕方を好んでいる。なぜかと言うと、自分も一生懸命練習することが好き。一生懸命練習すれば、自分のレベルも上がっていくと思っている。まだ自分も改善の余地はある。練習して、野球選手としてのキャリアを積み上げていきたい」
――長打力を期待されているが、今季の目標は。
「数字とかは後からついてくるものなので、結果はどうなるか分からない。期待されているのは分かるが、自分ができることは、毎日100%の力を出し切ること。それができれば結果が付いてくると思う」
◇サンドロ・ファビアン 1998年3月6日生まれ、ドミニカ共和国出身の26歳。14年7月、アマチュアFAでジャイアンツと契約。22年3月にレンジャーズ移籍。同年から出場の3Aで通算265試合、打率・273、44本塁打、172打点。昨季は3Aで116試合出場、打率・270、17本塁打、81打点をマークし、9月6日のエンゼルス戦でメジャーデビューしたが、3試合で無安打、打点なしだった。1メートル80、81キロ。右投げ右打ち。
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