キャッチボールするソフトバンクの大関(撮影・岡田 丈靖)
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 抜群の安定感で先発陣を支えている。ソフトバンクの大関友久投手(27)が、あす16日のロッテ戦(みずほペイペイドーム)に先発し、モイネロに並びチームトップの7勝目を目指す。6月以降に登板した全5試合でハイクオリティースタート(HQS=7回以上、自責点2以下)をマーク。成長を続ける左腕が、自身5連勝でシーズン自己最多8勝に“リーチ”をかける。

 大関はここまで14試合に先発して6勝3敗、防御率1・83。6月以降の5試合全てでハイクオリティースタート(HQS=7回以上、自責点2以下)を記録している。先発ローテーションを支えている左腕は「“このまま良い状態をキープして最後までいく”という気持ちです。結果を出すための行動に集中できていると思いますし、そこへの手応えは感じています。今、出ている結果自体は順調だと思ってます」と充実感を口にした。

 黒星は5月10日のオリックス戦が最後で自身4連勝中。直球の出力をアップさせるために取り組んできた投球フォームの微調整がはまり、重視しているスポーツ心理学の取り組みも実っている。倉野投手コーチは「現状に満足せずに、もっと高くという向上心が強い投手。一つは去年よりも出力が上がっている。ここ最近は(出力が)出ていないが、勝てる投球術を昨シーズンに覚えたことで、どんな調子でも試合をつくってくれている」と信頼を寄せる。

 かつては課題としていた夏場の投球にも不安はない。1軍の先発に定着したばかりだった22年、翌23年は失速してしまったが、昨季は同年限りで現役を引退した和田毅氏のアドバイスを実践して、夏場に入ってからは練習量を減らして状態を維持した。

 「僕は結構、練習に入り込みすぎてしまうところがあるのですが、夏場だけでなく、秋、冬と適した過ごし方があると思う。今週ぐらいから、少しトレーニングの強度を下げて過ごしてみようかなと思ってます」。今後もしっかりと現在の安定した投球を続けていく構えだ。

 あす16日のロッテ戦で前半戦最後の先発登板に臨む見込み。勝てばモイネロに並んでチームトップの7勝となり、キャリアハイである昨季8勝にリーチをかけることになる。過去の自分を超え、目指すは開幕前に目標として掲げた13勝以上の白星。心技体が整った中での「魂の投球」を理想に掲げる大関が、快投を積み重ねて逆転Vの原動力になる。(木下 大一)

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