プロ野球界で苦しむもう一つのチーム、千葉ロッテマリーンズ。21勝35敗、首位とのゲーム差は現在12.0。勝率.375、こちらも3割台と勝てていない。打率は.215とリーグダントツの最下位となっている。その低迷の理由を、NHKプロ野球解説者の武田一浩が解剖する。(文中敬称略。記録は6月12日現在)【全2回のロッテ編/ヤクルト編も公開中】

「ロッテの最大の問題は、打てないことと、競り負けることだ」

 打率は.215と、リーグ最下位。武田が指摘するのは2人の外国人選手だ。

「とにかくポランコとソト。頼みの外国人選手が打てていない。こないだロッテ戦の中継の解説をしたんだけど、とにかく打てる雰囲気がないよね」

 ソトはDeNAから移籍した昨季は本塁打21本、88打点と活躍した。しかし、今年は本塁打7本とリーグ4位タイにつけているが、打率.190、打点17、得点圏打率.225と主砲としては物足りない。一昨年巨人から移籍し、23本塁打を放ったポランコも打率.195、本塁打4本、打点12。得点圏打率.182と主砲2人が揃って同じような「低迷状態」なのだ。

「2人とも打席であっさりしているんだよね。凡退の内容も良くない。しぶとい打撃ができていない」

 そのなかで光明はある。ロッテは若手選手が伸びてきていると武田は言う。

「育成からあがって5年目の山本大斗なんかおもしろい。ホームランか三振かという粗さはあるけど、ロッテの若手打者は伸びてきているよね」

 育成5年目で2022年に支配下登録された山本は、交流戦初戦(6月4日)の巨人戦、4番として迎えた初打席で本塁打を放つなど、現在売り出し中の22歳だ。

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