
ブルペンを支える山田と羽田。
ベルーナドームの記者席からは三塁側ファールグラウンドにあるブルペンは一望できる。
それゆえ、中盤以降に稼働するブルペンの様子は窺い知ることができるのだが、ただ、今季のブルペンは複雑だ。
「西口監督は試合展開によって考えるタイプかなとは思っていますので、試合を見ながら選手たちには指示を出しています。2軍の時から一緒にやっているからなのかは分かりませんけど、これまでのところは特に大きな問題にはなっていないと思います」
今季から投手コーチのブルペンを担当する大石達也コーチは話す。
大石コーチはそうサラッと答えるが、それにしても、今季の西武のリリーフ陣は厚みがあるのも手伝って、誰が起用されるのかが分かりにくい状況だ。勝ちパターンの最後が平良海馬であることは一目瞭然だが、それ以外の箇所がほとんど分かりにくい。ブルペンを何度もチラ見しているものの、予想外の人選なことも少なくないのだ。
開幕当初は7回と8回を佐藤隼輔、ウィンゲンター、甲斐野でスタート。しかし、甲斐野が一時抹消されると、佐藤隼輔とウィンゲータを起用。6月からは山田陽翔が勝ちパターンに配属されると、8回を任される試合が増え、ウィンゲンターや甲斐野が7回に回ったりもした。さらにラミレスも防御率は0点台の好成績を収めると次第に、7回の登板を増やしたのだった。
開幕以前、「9回は平良。それ以外は決まっていない」と大石コーチが話していたが、シーズンが始まっても、これほど定まらないとは想像がつかなかった。「固定できない」わけではなく、適材適所に起用していると言った方がいいかもしれない。これには西口監督と豊田コーチの狙いがあるからである。
大石コーチは話す。
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