チューブを使ったトレーニングを行うヤクルト・奥川
Photo By スポニチ

 ヤクルト・高津監督が、27日のリーグ戦再開後は今季未勝利の奥川に週1回の登板機会を与えながら成長を促すプランを明かした。今季は6試合で0勝3敗、防御率5・81で12球団の開幕投手で唯一、未勝利の右腕の完全復活への道筋をつける。

 「体が大丈夫なら、少々の内容であれば毎週1回、投げさせようと思っている。あとは結果。一つ(白星が)つくまではこだわってやっていい」

 神宮外苑での全体練習を見守った高津監督は、シンプルに右腕に思いを伝えていた。「結果を出しなさい。次の週も(登板日を)決めているから、しっかりローテーションを守って頑張れ」。指揮官の期待を背負い、先発が見込まれる29日の阪神戦(神宮)でまずは1勝目をつかみにいく。

 借金24で5位・中日と9・5ゲーム差の最下位。25日の株主総会に出席した林田哲哉球団社長兼オーナー代行は「最後まで務めていただく約束。歯を食いしばって頑張ってほしい」と今季終了まで高津監督に指揮を託す考えを示した。球団トップの言葉に「しっかり責任を持って毎日を戦いたいと改めて強く思った」と決意を新たにした指揮官。逆転優勝は厳しい状況だが、チームとして来季以降に何かを残さなければいけない。その一つが奥川の完全復活だ。

 監督就任直後の初仕事が19年ドラフト会議。3球団競合の末に奥川の当たりくじを引き当てた。2年目の21年にチームトップタイの9勝も、3年目以降は度重なるケガに苦しみ6年目で通算12勝10敗。「彼を大きくしなきゃいけないという僕の気持ちもある。我慢しながら成長を見届けたい」。使命を胸に残り78試合に立ち向かう。(重光 晋太郎)

続きを表示

NPBHUB.COM | The Fanbase of Nippon Baseball & Nippon Professional Baseball