20回目を迎えた今年のセ・パ交流戦は、かなり極端な結果になったと言えよう。最終的にパ・リーグが63勝、セ・リーグが43勝、2分。パが勝率.594で17回目となる勝ち越しを決めた。これは過去最高勝率だ。

【交流戦のリーグ勝率ベスト5】

2025年 セ43勝 パ63勝 2分 /パ 勝率.594

2015年 セ44勝 パ61勝 3分 /パ 勝率.581

2010年 セ59勝 パ81勝 4分 /パ 勝率.579

2011年 セ57勝 パ78勝 9分 /パ 勝率.578

2013年 セ60勝 パ80勝 4分 /パ 勝率.571

 10年前の勝率.581を抜いて1位になっている。ちなみにリーグの勝率は1位から10位までずっとパ・リーグ。セの勝ち越しは3回しかない。2009年の勝率.511(セ70勝パ67勝7分)が史上11位で、セの最高勝率だ。

パが勝ち越し、セが負け越しだらけで順位変動は…

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【今季交流戦の両リーグの順位表】

〈パ・リーグ〉

ソフトバンク18試12勝5敗1分 率.706

オリックス18試11勝7敗0分 率.611

日本ハム18試11勝7敗0分 率.611

西武18試10勝8敗0分 率.556

ロッテ18試10勝8敗0分 率.556

楽天18試9勝8敗1分 率.529

〈セ・リーグ〉

広島18試9勝9敗0分 率.500

阪神18試8勝10敗0分 率.444

中日18試8勝10敗0分 率.444

DeNA18試7勝11敗0分 率.389

巨人18試6勝11敗1分 率.353

ヤクルト18試5勝12敗1分 率.294

 パ・リーグはソフトバンクが交流戦1位、1位から6位まですべて勝ち越し。これに対してセ・リーグは広島が5割になっただけ、あとはすべて負け越した。パが全球団勝ち越し、セが勝ち越しなし。この極端な結果によって、交流戦前後の各リーグの順位変動は、小幅なものになった。

 以下は交流戦前後の両リーグの順位表。

〈セ・リーグ〉

・交流戦前

阪神52試30勝20敗2分 率.600 差-

DeNA50試26勝21敗3分 率.553 差2.5

巨人53試28勝24敗1分 率.538 差3

広島49試24勝23敗2分 率.511 差4.5

中日51試23勝26敗2分 率.469 差6.5

ヤクルト47試14勝31敗2分 率.311 差13.5

・交流戦後

阪 神70試38勝30敗2分 率.559 差-

DeNA68試33勝32敗3分 率.508 差3.5

広 島67試33勝32敗2分 率.508 差3.5

巨 人71試34勝35敗2分 率.493 差4.5

中 日69試31勝36敗2分 率.463 差6.5

ヤクルト65試19勝43敗3分 率.306 差16

 7連敗を喫し、不調だった阪神が首位をキープし2位とのゲーム差も広げている。さらに3位にいた巨人が阪神以上に不振で、4位に沈んだ。

〈パ・リーグ〉

・交流戦前

日本ハム51試29勝20敗2分 率.592 差-

オリックス49試25勝21敗3分 率.543 差2.5

西武50試27勝23敗0分 率.540 差2.5

ソフトバンク50試24勝24敗2分 率.500 差4.5

楽天50試23勝26敗1分 率.469 差6

ロッテ48試17勝31敗0分 率.354 差11.5

・交流戦後

日本ハム69試40勝27敗2分 率.597 差-

オリックス67試36勝28敗3分 率.563 差2.5

ソフトバンク68試36勝29敗3分 率.554 差3

西武68試37勝31敗0分 率.544 差3.5

楽天68試32勝34敗2分 率.485 差7.5

ロッテ66試27勝39敗0分 率.409 差12.5

 ソフトバンクは交流戦で白星を荒稼ぎして、交流戦後に首位にジャンプアップすることがよくあったが、今回は優勝したもののオリックス、日本ハムも大きく勝ち越したために、西武を抜いて3位になるのがやっとだった。

ここまで極端な勝敗になった理由を成績から分析

 なぜ、ここまで極端な勝敗になったのか?

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