
広島・秋山
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広島・秋山翔吾外野手(37)が、あす27日の中日戦(バンテリンドーム)から再開するリーグ戦での巻き返しを強く誓った。日米通算でプロ15年目の今季は若手にスタメンを譲るケースが増え、かつ開幕直後の負傷離脱もあって、出場わずか23試合で打率・246。豊富な経験と実績を持つ実力者は「いろんなものを初体験している感じ」と現状を受け止め、「このまま終わりたくない」と言葉に力を込めた。
首脳陣には計算しやすいはずの実力者でも、「競争」というチーム方針がある以上、過去の実績は関係ない。今季出場した23試合のうち、先発は14試合、代打が9試合。13年目にして直面する厳しい現実を、秋山は冷静に受け止める。
「チーム内で競争があるのは最初から分かっていること。個人的に、もっと頑張りたかったというのはある。でも、それは自分が招いていることだから」
振り返れば、3月30日の阪神戦がケチのつき始めだった。走塁中にベースを踏み違えて右足首を痛め、途中交代。「右足関節外側じん帯損傷」の診断を受け、4月1日の出場選手登録抹消から5月13日の再昇格まで、1カ月余りを要した。
自嘲気味に「上がってからも、うまくいったことは数えるほどもない」と話した通り、打率は・246まで低下。中村奨や大盛が出場機会を増やす中、左翼で決勝点献上につながる拙守があった12日のロッテ戦以降はベンチスタートが続く。
「日本でこういう状況になったことは、なかったと思う。いろんなものを初体験している感じ。今(までと)は違った時間の使い方になっているので、それさえもプラスになるようにやらないと、先がないかなと思う」
自力で常時先発の座を勝ち取っていた時とは状況が変わった。37歳。豊富な経験から自身の立場は理解しており、ファンは未来につながる中村奨や大盛ら若手の活躍を望んでいるのでは…と考えたことも。雑念を抱く一方では、同じように貢献したい気持ちも強い。
「やめてもいいとは思っていないけど、野球選手の終わりは少し考えるようになった。このまま終わりたくない。与えられたところでしっかりやる。その積み重ね。何か役に立って存在感がないと」
日米通算1810安打を誇るヒットメーカー。イニングの先頭打者、あるいは好機での1打席勝負で結果を出しつつ、先発した際は走攻守で安定した力を発揮する。巻き返しへ。実力者が自身の存在価値を問うリーグ戦は、あす27日に再開する。(江尾 卓也)
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