
若手時代の田口壮
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BS10の野球トークバラエティー「ダグアウト!!!」(月曜後10・00)が16日に放送され、元メジャーリーガーでオリックス2軍監督や1軍コーチを務めた田口壮氏(55)がゲストとして番組初出演。イップスに苦しんだ若手時代に助けられたレジェンド2人に改めて感謝した。
田口氏は関西学院大から1991年ドラフト1位でオリックス入り。ドラフト同期のイチロー氏(51)らとのちに豪華外野陣を形成してチームの優勝&日本一に貢献したが、入団時は内野手で、遊撃手として大きな期待を寄せられていた。
だが、厳しい指導が原因で、これまで普通にできていた動作が突然できなくなるイップスに。まともに送球できなくなり、精神的に追い詰められて突発性難聴も発症した。
絶望的な気持ちになった時もあったが、そんな時に予想外の声をかけてくれたのが阪急、オリックスのレジェンド2人だった。
当時ベテラン投手だった佐藤義則氏(70)は「俺が投げる時はお前がショート守れ」と一言。「いくらエラーしても構わない。俺がお前を育てる」とまで言ってくれ、当時の監督にも直接掛け合ってくれたという。
「カッコいいでしょ」と憧れのレジェンドの男気あふれる行動に、30年以上が経過しても感謝、感謝の田口氏。
最終的には田口氏のメンタルが限界を超えて「ヨシさん、勘弁してください」と内野手を辞めることになったが、秋田遠征の際には当時投手コーチだった山田久志氏(76)と佐藤氏にブルペンへ呼ばれたこともあるのだとか。
「お前のイップス治す!」
そう宣言した2人。「一日じゃ治んないですよ…」としり込みする若手選手・田口だったが、ベテラン投手の佐藤が捕手用ミットを構え、山田投手コーチがその後ろへ。「投げろ!!!」と言われて「無理です!!!」と最初は返したが、「いいから投げろ!」という2人の熱意に負けて投球することになった。
だが、ボールはとんでもないところへ。「何球暴投投げたか」。暴投に次ぐ暴投にも最後まで付き合ってくれたレジェンド2人に感謝が尽きない、当時若手選手の田口氏。「ベテランの大先輩のピッチャーと、山田さんはピッチングコーチでなんの関係もないっていう…」。結局、内野手としては成功できなかった。だが、外野手に転向してからの活躍は誰もが知るところだ。
それでもイップスは今でも症状が残っているそうで「ボール持つのがイヤだ、今でも」と田口氏。始球式は「大っ嫌い」だとも明かしていた。
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