13年7月、大阪大会を制し優勝インタビューで笑顔を見せる大阪桐蔭・森友哉(左)と福森大翔
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 オリックスの主砲・森が日々奮闘を続ける一つの理由に、闘病中の親友の存在がある。大阪桐蔭時代の同期生で、ともに13年の春夏の甲子園を戦うなど苦楽をともにした福森大翔(ひろと)さん(29)だ。福森さんは21年、人口10万人当たり6例未満の「希少がん」と診断された。複数の転移が見つかりながらも、同じ希少がん患者に希望を与えようと、新たな治療法を模索するためのクラウドファンディングを立ち上げた。

 森は直接の見舞いはもちろん、SNSでの投稿を通じて支援の輪を広げようと動いた。「高校時代からめっちゃ負けず嫌い。こういう希少がんになっても落ち込む姿を僕たちに見せず、常に明るく振る舞うところが凄いなと」。大病に負けじと日々闘う姿に、尊敬の念を抱いている。

 「大翔も僕の野球を見て頑張ろうと思ってくれている。合うか合わないか分からない抗がん剤を試しながら頑張っているので。大翔の苦労に比べたら、自分の苦労なんか、屁(へ)でもない」

 人気企画「大阪代表バファローズ高校(3年連続4回目)」の最終日で、大阪桐蔭の吹奏楽部が応援に駆けつける15日の巨人戦(京セラドーム)で、福森さんは始球式を務める予定。森はシーズン中でも休日の合間を縫って、ともにトレーニングもこなし、大役に向けたキャッチボールの相手も務めてきた。「前向きに頑張って、何とか完治させようという姿を見ているので」。完全寛解を目指して闘う福森さんの球を、始球式本番でも受けたいと願っている。(阪井 日向)

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